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今時妖怪日常記  作者: 紅葉丸
今時のかまいたち
3/10

二話

姉貴の教室は棟の二階にある

ついでに教室の近くには光輝と秋が居る

「あら?恭助どうした?」

「秋、お前朝の会話忘れたのか?」

「副会長に弁当届けに行くんだろ?」

「あーいってたなそんなこと」

「恭助、お前の方向音痴でひとり行けるのか?」

「うっせ、流石にもう1人で行けるわ!」

「光輝が付いて行きたいんだろ?」

光輝は姉貴のことが好いてる

光輝はイケメンで成績が優秀だからモテるが姉貴のことが好きなので基本断っている

「あとで、昼飯一緒に食おうぜ!」

「そうだな」

「そういえば光輝また告白されたんだろ?」

「……ああ」

「バカだよな〜人間も妖か……」

「ばっかお前は俺たちが妖怪だってことは隠せ」

光輝が秋の口を塞いで小声で怒る。


光輝と秋も実は妖怪だ。

光輝は化け狐でそのおかげかイケメンでモテる

秋は化け狸で結構ほんわかした雰囲気で割と女子に人気がある

あと、化け狸と化け狐だが仲は良い


「光輝、俺はそんなこと一言も言ってない」

「お前がバラしてるぞ光輝」

「あ、いや聞かなかったことにしてくれ」

「ああ」「わかった」

「今回はどっちだったんだ?光輝」

「妖怪だ」

「あっはっはっほんっと懲りないよな」

「そう言うな、てか、もう教室だ」


そんなくだらない話してたら姉貴の教室に着く

教室の中を見たら姉貴を見つけた

だが弁当を忘れたのに気づいた様子は無い

あ、鞄をいじり始めた。あ、気づいた。

慌ててる慌ててる

「おい恭助声かけてやれよ」

そうだな。声をかけよう

「おーい姉貴ー!」


姉貴が顔を上げてこちらに向かってくる

「どうしたの?恭助?まさか……」

「そのまさかだよ。弁当持って来たよ」

「やったーありがとう恭助」

「おう」


姉貴は大喜びしている。

割と姉貴は母さんの料理が好きで外食とかも拒むほどなので大喜びだ

光輝はそんな姉貴を見て見ほれている


「恭助、光輝、置いてくか」

「……まあいっか」


そう言って俺は姉貴に光輝と一緒に昼を食べてくれと頼んでから秋と一緒にその教室から離れ、中庭へ向かいそこで昼食をとることにした


「今頃怒ってるぞ光輝」

「まいいだろあいつも今頃きっと幸せだろ」

「そういや、この前天音姐さんが大怪我したんだ」

「あの天音さんが?」

「ああ、骨折して入院中らしいぜ」


天音さんとは俺たちの家の近所に住むろくろ首の女性で俺たちの面倒も時々見てくれた人だ

昔はここらで大暴れしてたらしいがここら辺の顔役出会ったりする秋のお父さんに陰陽師に祓われる一歩手前で親身になって止められたらしい

だからいくら年月が経ってるにもかかわらず人が相手なら妖術で一発の天音さんが襲われたなんてなかなか信じられない


「なんでまた、骨折なんて。あの人一応ここいらでは妖力の高さは5本の指に入るだろ」

「何やったんだろうな。見当が付かん」

「お見舞い行くか、秋」

「ああ、そのつもりだ。お前の姉貴と光輝もつれてくか」


キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴った


「あ、もう時間だ教室に戻るか」

「そうだな、じゃあな秋また放課後」

「恭助お前光輝誘っといてくれ」

「了解」


俺と秋はそう言ってそれぞれの教室に戻った




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