プロローグ?かな
6月4日
眠い……やっぱり朝はどうしても眠い
ドンドンドンドン
おそらく姉貴が階段を上がる音がする
勢いよくドアを開ける音が聞こえる
「恭助〜!起きろ〜!」
ドス…姉貴の足が腹に入る
うぐ……おい姉貴腹を蹴るな
……目は覚めたけど
「あっごめん」
「おう……おかげさまで目が覚めた」
「ならよかった。とっとと化け直して、下降りて来なさいよ」
そう言って姉貴は部屋から出て下に戻ってった
「わかった」
化け直すって何かって?それは……俺が妖怪かまいたちだからだ
そう、あの人を風で切っちゃうかまいたちだ
他に何かないのかって?
〜10分経過
思い出そうとしたが正直あんまかまいたちの伝説は知らなかった
「とりあえず…布団しまうか」
人の姿に化け直してから姉貴が開けたままのドアを閉め枕を投げて敷布団をたたむそして押入れに入れ掛け布団をたたみ押し入れに入れ毛布も畳んで押し入れに入れ枕も押し入れにシュート!
ドンドンドン
また姉が階段を上がる音がする
もう一度姉貴が勢いよくドアを開けた
「あんた、布団片付けるのに何分かけるのよ!」
「今から下りる」
「はあ……いつまでも来ないと思ったら……はあ……」
「溜息吐きすぎだよ」
ごめんなさいまだ裸で
姉貴は黙って階段を降りてった
服を着てとっとと下に降りまーす
「おはよう。恭助」
「おはよう母さん」
ちなみに母は普通の人間だ
「父さんは?」
「父さんはあんたが寝てる間に仕事に行ったわ」
「そっか」
うちの家族構成は4人家族
父さんがかまいたちで母さんは普通の人間、俺と姉貴は人間とかまいたちのハーフだが姉貴はどちらかというと人間、俺はかまいたちの方が強い
「はい、朝ごはん」
今日の朝食はトーストとスクランブルエッグ、ソーセージ、サラダ
「いただきま〜す」
「はい、どうぞ」
ん〜やっぱ母さんのごはんは美味しい
さっきのかまいたち話の続きをするが今時妖怪は人のこと切ったりしない
バレたらもちろん警察に捕まるし場合によっては陰陽師に滅されるし酷いと解剖されるかもしれない……
俺ら妖怪はそんなバカではない
まだ普通に襲ってるやつもいないわけではないが……
「いってきまーす」
「いってらっしゃーい」
頭の中でそんな話してたら姉貴が学校へ行った
ちなみに人を襲うのは基本世俗から外れて山に引きこもってる妖怪だ
そんな妖怪が人を襲う目的は自分の嫁にしたりとって食ったりなどなど
俺ら都会の妖怪には関係ない話だけど
「ごちそうさま〜」
もちろんこんな語ったってたら朝食がなくなる
「あぁ〜〜〜」
「あ?」
「恭ちゃん今日は学校、朝の集会あるんだっけ?」
「あったかも。それがどうかしたの?」
「京香ちゃんがお弁当忘れちゃってね。恭助渡してもらっていい?」
「わかった」
「じゃあお願い」
「うん」
「いつもありがとね」
「じゃあ光輝と秋待たせるといけないし行ってくるわ」
「いってらっしゃい」
「いってきます」
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作者コメント
初めての書くのでセリフが少なかったりト書き?なんて言うのかわからないですけども少ないでしょうが暖かい目で見てくださるとありがたいです