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金柑仮面VS激流の玄武

語り手視点


朱雀に捕らわれた久遠を救うため四重の塔に乗り込んだ剣丞


そこで四聖獣の一体である玄武と遭遇するも玄武は朱雀の指示に従い剣丞を先にいかせ、残ったエーリカこと金柑仮面が玄武の相手をすることになった。


玄武「しかし朱雀様の命令やからって、ほんまは先に行かせたくなかったんやが仕方ない、あんさんも不運やったな、新田剣丞一人だけやったらわいと戦ってわいに殺されずにすんだってのに 」


玄武が金柑仮面にそう言うと


金柑仮面「私を殺せると思っているのならばご心配なく、私はあなたに勝利しますから 」


スッ!


金柑仮面は得物を抜くのだった。


玄武「四聖獣の一体『激流の玄武』様もなめられたもんやな、その口、二度と口が利けんようにしたるわい!! 」


ブォンッ!!


玄武「そりゃっ!! 」


バシャンッ!!


玄武は鎖鉄球を振り回し、壁に流れている水目掛けて繰り出すと


シュバッ!!


金柑仮面の左側の壁に流れている水から鎖鉄球が繰り出された。


だが


サッ!


金柑仮面は攻撃を避けた!


金柑仮面「剣丞殿がいなくなってむしろ攻撃を避けることができましたよ 」


金柑仮面にとって剣丞は足手まといだったらしい


玄武「成程。単なる素人やないみたいやな、ほなわいも本気出させてもらいまっせ! 」


ゴゴゴッ!!


玄武は甲羅を出現させ


シュシュシュッ!!


頭手足を引っ込め、甲羅の中に身を潜めると


ギュルルーーッ!!


その場で回転を始めた。


玄武「いきまっせーっ!! 」


ギュイィーーンッ!!


回転した玄武は金柑仮面目掛けて襲いかかってくる


金柑仮面「こんなもの! 」


シュッ…


金柑仮面は玄武に得物を繰り出すが


ガッキィーーンッ!!


金柑仮面「なっ!? 」


金柑仮面の得物は弾かれてしまい


ドカァッ!!


金柑仮面「がはぁっ!? 」


玄武の攻撃が直撃してしまった。


玄武「フフフッ!わいの奥義『要塞完全防御』の味はどないや?攻防共に優れたこの技を出されたが最後、あんたの命はないで! 」


ギュイィーーンッ!!


玄武は再び金柑仮面を襲うが


金柑仮面「確かに食らえば物凄い威力ですが… 」


サッ!


金柑仮面「それゆえに動きが単純すぎです 」


動きを読み取った金柑仮面は玄武の攻撃を避けた!


だが


玄武「甘いで! 」


バシャンッ!!


玄武は壁に流れている水に潜むと


シュバッ!!


金柑仮面「その手は二度と通じはしませ… 」


サッ!


水の中から玄武が襲ってくると思った金柑仮面は避けるが


バッ!!


金柑仮面「えっ!? 」


繰り出されたのは玄武ではなく鎖鉄球であり


バシャンッ!!


玄武「わいはこっちや!! 」


ドカァッ!!


金柑仮面「がはぁっ!? 」


金柑仮面は後ろから現れた玄武の攻撃を食らってしまった。


玄武「もうあんたに勝ち目はない!大人しく土下座すれば死なんですむで 」


玄武は金柑仮面にそう言うが


金柑仮面「あ…生憎ですが、私は一度死んだ身でしてね。土下座するくらいなら二度目の死を味わった方がまだマシですよ 」


よろめきながらも金柑仮面は立ち上がった。


玄武「そうでっか、忠告したから死んで後悔しやがれや! 」


ギュルルーーッ!!


再び回転を開始する玄武に対し金柑仮面は


金柑仮面「(あいつを倒すには回転を止め、更に液体の体にダメージを与えなければならない) 」


どうすれば玄武を倒せるのか考えていた。


金柑仮面「(液体の体にダメージを与える方法はある。だがそのためには回転を止めなければならない。となると…) 」


スッ…


金柑仮面は懐に手を入れると


金柑仮面「(こいつを使うしかなさそうですね) 」


懐から妙な丸薬を取り出したのだった。


オリキャラ紹介


玄武


朱雀率いる四聖獣の一体。防御自慢と見せかけて実は液体の体を持つ。

水を操る。得物は鎖鉄球

足が遅いのが欠点

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