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強敵!四聖獣

語り手視点


今日は剣丞と久遠の祝言が行われる!


…はずであったが


突如現れた朱雀という男が部下の青龍、玄武、白虎を引き連れ祝言に割り込んだのだった。


剣丞「テメェ、朱雀だか四聖獣だがよくわからねぇが俺でもやったことのない久遠の手に接吻(キス)しやがって許さねぇ!! 」


バッ!


怒りで朱雀に向かっていく剣丞


久遠「剣丞!? 」


朱雀「ほぅ、お前が鬼を倒したという新田剣丞であったか、だが我が相手をするまでもない。青龍! 」


青龍「ハッ! 」


朱雀「お前達でかわいがってやれ、その間に我は信長殿と話をしておく 」


久遠「離せ!!我はお前なんかと話すことはない!! 」


久遠を抱き寄せる朱雀を目にし


剣丞「テメェ!! 」


更に怒りが増す剣丞であったが


青龍「朱雀様の邪魔はさせぬ!! 」


バババッ!!


部下である青龍達が剣丞の前に立ちはだかった。


青龍「この姿のままでは朱雀様に迷惑をかけるかもしれぬ、人型になるぞ 」


白虎「おうよ!! 」


玄武「わかったで 」


パァッ!!


剣丞「何だ!? 」


三体の体が光り輝いた瞬間!


ジャキンッ!!


青龍は青く長い髭を生やし、偃月刀を構えた関羽風の姿に


白虎は白の胴着に虎の爪を模した籠手を装着した武闘家の姿に


玄武は緑の鎧に身を包み、鎖鉄球を装備した姿に変化した。


剣丞「ケッ!人型になったからって何かが変わるもんかよ!! 」


変化を気にせず向かっていく剣丞であったが


青龍「フッ!変化を気にせずただ単に向かってくるとは愚かなり! 」


青龍は偃月刀を構えると


ビュルルウゥーッ!!


偃月刀に風がまとわり


青龍「フンッ! 」


ブォンッ!!


偃月刀を振るった瞬間


ビュゴオォーッ!!


剣丞「おわぁっ!? 」


ぶわさっ!!


竜巻が発生し、剣丞を上空に投げ、身動きがとれなくなったところを


青龍「儂が突撃する! 」


剣丞「なっ!? 」


竜巻をまとった青龍の出現に油断した剣丞は


青龍「これぞ我が技・竜巻突撃!そして我が名は青龍!四聖獣の副将なり!! 」


ドカァッ!!


剣丞「がっ!? 」


攻撃を食らってしまった。


玄武「お次はわい、玄武でまんねん! 」


スッ!


次は玄武が剣丞に向かっていき


剣丞「この野郎!! 」


剣丞は玄武目掛けて刀を振るうが


ガッキィーンッ!!


剣丞「なっ!? 」


刀は玄武の体に弾かれてしまった。


玄武「わいの固さは日ノ本一や!今度はわいの番でっせ! 」


ブォンブォンッ!!


玄武は鎖鉄球を振り回すと


ビュンビュンッ!!


鎖鉄球に水がまとわり


玄武「水波防球(すいはぼうきゅう)!! 」


ブォンッ!!


そのまま剣丞目掛けて繰り出した。


剣丞「何だ。こんなもん!! 」


ガキィンッ!!


剣丞は刀で鎖鉄球を受けるが


その直後


ドバシャァッ!!


剣丞「がはっ!? 」


鎖鉄球にまとわっていた水が散弾銃となって剣丞に襲いかかった!!


ひよ子「お頭!? 」


一葉「もう見ちゃおれん!主様の危機を黙って見ておられるか!! 」


光璃「剣丞、助ける! 」


剣丞の危機にと向かおうとする皆であったが


朱雀「邪魔はさせないぞ 」


ブワサァッ!!


朱雀が羽を羽ばたかせた瞬間!


バシンッ!!


一葉「なっ!? 」


美空「何よこれ!? 」


熱風が発生し、皆の行く手を阻む防壁となった。


朱雀「戦いは一対一で行うものだろう。邪魔をするものは我が許さぬ 」


これがもし青龍達が三人がかりで剣丞を攻めているのなら一対一ではないので参戦することはできるが、一人ずつ剣丞の相手をしているため参戦できない一葉達であった。


久遠「(この朱雀というもの、鬼とは違う性格らしいな) 」


正々堂々とした朱雀に何かを感じる久遠


すると


剣丞「まだだ…!俺はまだ倒れちゃいないぜ…!! 」


既に体は傷ついているが久遠を救うため立ち上がろうとする剣丞


だが


白虎「とどめはこの俺、白虎様がしてやるぜ! 」


ガシッ!!


白虎は剣丞の頭を籠手で挟むと


白虎「白虎激震爪(びゃっこげきしんそう)!! 」


ガガガガガアァーーッ!!


剣丞「がはぁっ!? 」


剣丞を挟みながら籠手を地に突き刺し、そのまま走って剣丞を引きずっていった。


白虎「とどめだ!!覚悟しやがれこの野郎!! 」


ブォンッ!!


とどめとばかりに剣丞を投げ飛ばす白虎であったが


それがいけなかった!!


何故ならば…


キィンッ!!


朱雀「んっ? 」


白虎が剣丞を投げ飛ばした先には朱雀がおり


ドカァッ!!


防壁を作るのに集中していた朱雀は突然飛ばされてきた剣丞を避けることができず激突してしまった。


白虎「や…やっちまった!? 」


青龍「この馬鹿者!! 」


玄武「あ〜ぁ!? 」


白虎の仕出かしたえらいことに他の二人が震えるなか


すくっ!!


朱雀が起き上がった。


朱雀「・・・ 」


だが剣丞がぶつかった衝撃で少し口が切れ、少量ながら血が流れていた。


すると


朱雀「白虎、こっちへ来い 」


白虎「は…はいっ!? 」


白虎を呼び寄せる朱雀


怯えながらも白虎が朱雀に近づくと


朱雀「お前、確か利き腕は右だったな? 」


白虎「えっ?そ…そうでございますが 」


朱雀「そうか、なら… 」


何をされるかと白虎が思った次の瞬間!


ブシュウゥッ!!


朱雀が線を描くように指を動かした瞬間、白虎の右腕が切り落とされたのだった。


白虎「ぎゃああぁぁーーーっ!? 」


剣丞「(何だ!?奴は一体何をしたんだ!?) 」


朱雀を不思議がる剣丞であったが


朱雀「さて新田剣丞、次はお前だ 」


朱雀が剣丞を葬るべく、剣丞の元へ向かうのだった。


オリキャラ紹介


弥助(やすけ)


久遠の飼っている黒牛。大事な愛玩動物(ペット)である。

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