目を覚ませ!剣丞、怒りの鉄拳
語り手視点
四聖獣の朱雀との戦いを繰り広げる剣丞
そんななか、朱雀は人間が愚かだと言う理由を語るなか、エーリカこと金柑仮面が現れ、間違っているのは朱雀だと言う
その言葉を聞いた剣丞は朱雀を倒すのではなく救うと認識し、朱雀の攻撃を何度も食らおうが立ち上がり、それまで発動できなかった魂合共鳴まで発動させたのだった。
朱雀「バカな!?何故倒れぬ!!愚かな人間ごときが!? 」
何度攻撃を繰り出しても、すぐに立ち上がる剣丞に恐れを抱く朱雀
剣丞・久遠魂「何度も言ってるだろう。俺はお前を救うとな! 」
そう言う剣丞であったが
剣丞・久遠魂「がはっ!? 」
ばたんっ!!
久遠「剣丞!? 」
突如、口から血を吐いて倒れたのだった。
強がってはいるものの、やはり剣丞の体をこれまでのダメージが襲っているため、そう何度も朱雀の攻撃を受けるわけにはいかないのだが
剣丞・久遠魂「はぁはぁ…。俺はまだ戦えるぜ! 」
それでも剣丞は立ち上がるのだ。
朱雀「フッ!強がってはいるものの、やはりダメージは通っているようだな、今度こそ次で終わらせてやる! 」
バサァッ!!
朱雀は翼を大きく広げると
ビュンッ!!
空高く飛んでいき、そして…
朱雀「隕石翼!! 」
シュシュシュッ!!
空から剣丞目掛けて羽を繰り出した。
すると
ボォッ!!
繰り出した朱雀の羽が燃え、火球と化し
ドドドドドォンッ!!
剣丞・久遠魂「がはぁっ!? 」
剣丞目掛けて隕石のごとく落ちてきたのだ。
朱雀「まだだ!これで終わったと思うな! 」
ビュンッ!!
だが朱雀は剣丞を倒すにはこれぐらいでは足りぬと思うや剣丞に向かっていくと
朱雀「神鳳凰! 」
ゴォッ!!
自らの体に炎を纏いながら剣丞目掛けて向かっていった。
朱雀「この技は先程繰り出した不死鳥突撃炎よりも威力は上だ!消えてなくなれぇ!! 」
そして
ドッゴオォォーーンッ!!
久遠「剣丞!? 」
金柑仮面「あぁっ!? 」
朱雀の攻撃は剣丞を直撃した。
誰もがそう思っていたが
朱雀「ば…バカな!? 」
剣丞・久遠魂「はぁはぁ…!? 」
ガシィッ!!
何と!?剣丞は朱雀を受け止め、ギリギリ攻撃をかわしていたのだった。
剣丞・久遠魂「朱雀、どうもお前は口で言ったところでわからないようだな。そんな奴にはこうだ! 」
ぐっ!!
剣丞は拳を握ると
剣丞・久遠魂「目を覚ましやがれえぇーっ!! 」
ドカァッ!!
朱雀「ぐほぉっ!? 」
朱雀の顔面目掛けてパンチを繰り出し
ゴォッ!!
その勢いは朱雀をぶっ飛ばすほどであったが
朱雀「馬鹿な奴め!我を落下させようというのなら無理なこと、我には翼が… 」
スッ…
翼を広げ、朱雀は落下阻止しようとするが
剣丞・久遠魂「そうはさせるかってんだ!! 」
バッ!!
ガシィッ!!
そうはさせまいと、いつの間にか朱雀の背後に回った剣丞が朱雀の翼を羽交い締めし、広がせまいとした。
朱雀「は…離せ!? 」
剣丞・久遠魂「誰が離すか!地獄へは共に行こうぜ! 」
そして
スッ…
ヒューーッ!!
朱雀と剣丞は舞台から落下し、下にある溶岩目掛けて落ちてしまった。
久遠「け…剣丞ーっ!! 」




