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飼い虎に手を噛まれる

剣丞視点


拐われた久遠を救うため、四聖獣の一人・白虎と対峙する俺


まわりが虎で囲まれた舞台にて戦いが始まるが、まわりの虎は俺がぶつかりそうになれば襲い、白虎がぶつかりそうになれば自ら体当たりして救うという卑劣な舞台であり、白虎の猛攻を食らってしまった俺は唯一虎がいなかった場所へ飛ばされるが、それを見た白虎は


『地獄への一本道』


と言うのだった。


ズシャアァッ!!


剣丞・光璃魂「いてっ!? 」


そして俺は奥の方へ飛ばされてしまった。


剣丞・光璃魂「しかし真っ暗で何も見えやしない。一体どんな地獄が待ってるんだ? 」


真っ暗のなか、俺は手探りで辺りを探っていると


むにゅっ!!


剣丞・光璃魂「んっ?何だこりゃ? 」


俺の手は生暖かい何かを触った。


そして


スゥッ…


暗闇に目が慣れ、俺が触れたものをよく見てみると


グルルゥッ…


バァンッ!!


そこには普通の虎の三倍くらい大きく


黒の体に白の縞模様があった牙の長い虎がいた。


剣丞・光璃魂「な…何だよこれ!? 」


名付けるならブラックタイガーってか


ゴガァッ!!


剣丞・光璃魂「ひぃっ!?来るな来るな!! 」


ブォンブォンッ!!


俺はブラックタイガーに刀を振るうが


ガキィンッ!!


剣丞・光璃魂「げっ!? 」


ブラックタイガーに刀は通じなかった。


あぁ、このまま俺はブラックタイガーに食われてしまうのか!?


と思った俺の脳内にある記憶が現れた。


それは俺が幼い頃、一刀伯父さんの家にて過ごしていた時


ガルルゥッ!!


幼い剣丞「うわぁっ!? 」


小蓮義姉さんが連れていた周々(ホワイトタイガー)を初めて見た俺は驚いてしまった。


小蓮「剣丞、周々は確かに見た目はちょっと怖いけど大人しいんだよ。触ってごらん 」


幼い剣丞「やだ!怖い!? 」


子供に虎が触れるはずがない


小蓮「じゃあ虎を大人しくさせる方法を教えてあげる。これを使えばどんな虎だって猫みたいに大人しくなるんだよ 」


そして俺は怖がりながらも小蓮義姉さんの教えたことをやってみた結果


グルルゥッ♪


周々は猫のように大人しくなったんだ。


剣丞・光璃魂「試してみる価値はありそうだな! 」


このままじゃ殺されるだろうし、やってみるか!


そして俺はブラックタイガーに対し


剣丞・光璃魂「うおりゃーっ!! 」


小蓮義姉さんが教えてくれた方法を試してみるのだった。




語り手視点


一方その頃


白虎「フフフッ!新田剣丞の奴め、今頃ブラックタイガーの餌となっているだろうよ 」


剣丞が殺されたと思う白虎


すると


ズシズシッ!!


中から足音が聞こえ


白虎「ブラックタイガーか、やはり奴は餌となる運命だったか、この白虎様と戦わなければもう少しは長生きできただろうに馬鹿な奴… 」


中から現れるのはブラックタイガーだと確信した白虎は待ち構えるが


現れたのは…


白虎「なっ!? 」


ズシズシッ!!


剣丞・光璃魂「待たせたな白虎! 」


バァンッ!!


何と!?ブラックタイガーの背に乗った剣丞であった。


これには周囲の虎達、白虎までもが驚くなか


白虎「な…何やってやがるんだブラックタイガー!さっさと新田剣丞を食い殺してしまえ!! 」


白虎はブラックタイガーに命じるが


ブンブンッ!!


白虎「なっ!? 」


ブラックタイガーは首を横に振り、命令を無視した。


それほど剣丞を愛しているのだ。


白虎「こ…この裏切者がぁーっ!! 」


バッ!!


ブラックタイガーの行動に対して怒った白虎は飛び出すと


白虎「おらあぁーっ!! 」


ザシュッ!!


剣丞・光璃魂「あぁっ!? 」


白虎はブラックタイガーの頭を蹴り飛ばし


ブシュッ!!


更には千切れた頭を踏み潰した。


白虎「飼い主に逆らうような奴はこうしてやる! 」


ぐりぐりっ!!


この白虎の行動に


剣丞・光璃魂「白虎…、テメェにペットを飼う資格なんてねぇ!! 」


ゴォッ!!


剣丞は非常に怒り、御家流・風林火山を発動させた。


白虎「また俺をぶっ飛ばそうってか、んなことしても無駄… 」


白虎が言い終える前に


剣丞・光璃魂「おらおらあぁーっ!! 」


ドドドドドッ!!


白虎「ぐほほっ!? 」


剣丞の繰り出した拳の連打が白虎を襲い


剣丞・光璃魂「おらあぁーっ!! 」


ドカァッ!!


白虎を壁の方へぶっ飛ばした。


白虎「馬鹿な奴め!何度俺をぶっ飛ばそうが虎が俺を助けて… 」


ところが


ザシュッ!!


白虎「なっ!? 」


ガルルゥッ!!


同種であるブラックタイガーを殺された怒りからか、虎達は白虎を助けるどころか逆に牙や爪を白虎の体に突き立てた。


白虎「こ…この野郎!!離しやがれ!! 」


虎達の牙や爪が体に食い込んだため、白虎は動きを封じられた。


そこを


剣丞・光璃魂「白虎、お前は見捨てられたんだよ! 」


スッ!


剣丞は刀を握りしめ


剣丞・光璃魂「猛虎爆流斬!! 」


ゴォッ!!


必殺技を白虎目掛けて繰り出した。


そして


白虎「ち…ちくしょーっ!! 」


ドッカァーーンッ!!


剣丞の必殺技をもろに食らった白虎は爆発したのだった。


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