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新たなる闇の目覚め

どうも西森です。


この小説は西森の前作『戦国†恋姫〜乙女絢爛☆戦国演義〜』の続編になりますので「前作の内容が知りたい! 」という読者は前作をご覧ください

剣丞視点・久遠の屋敷


俺の名は新田剣丞


ひょんなことから現代から戦国時代に飛ばされた俺はそこで織田信長こと久遠に出会う


その後、多くの仲間達との出会いや数々の戦いを経て


俺達は大六天魔王率いる鬼軍を撃破した。


それから約一年が経過した頃


剣丞「んーっ!!今日もいい天気だ 」


鬼軍との戦い終了後に発生した俺の唇をめぐる接吻争奪戦(あわよくば子作りまで企む者もいた)から何とか生き延びた俺


しかし、戦いが終わった今、皆が次にやることは子孫を残すこと…


つまり子作りだ。


だが一刀叔父さんはともかく、俺的に祝言を挙げる前に子作りするのは妙な感じがするため話し合いの結果、最初は久遠と祝言を挙げることになった。


今日もそのための準備を行うわけなのだが、ちょっとその前に…


剣丞「おはようエーリカ 」


俺は屋敷の裏にあるエーリカの墓に挨拶をした。


あの鬼軍との戦いで唯一戦死したエーリカを弔うために作った墓だ。(日ノ本連合を裏切って殺された頼廉は知らん)


遺体は入っていないが墓の前にエーリカの得物が突き刺さった簡素なものだけどな


剣丞「今日は久遠との祝言の日だ。あの時、エーリカのおかげで俺達の今があるんだ。ありがとう 」


俺がエーリカに礼を言うと


ひよ子「お頭、そろそろ時間ですよ! 」


剣丞「おうっ!すぐ行くぜ!! 」


ひよに呼ばれて俺は久遠の元へ向かった。


だがこの時、京都にて大変なことが起きていたことに俺は気づいていなかった。




語り手視点・京都


ここ京都では鬼軍の被害回復のため、将軍である一葉が働いていたのだが


一葉「では双葉、妾の留守を頼むぞ 」


双葉「わかりました 」


剣丞と久遠の祝言に参加すべく一葉が向かおうとしていた。


幽「やれやれ、民達は京の街を復興しているのに将軍は京を離れるなんて 」


一葉「し…仕方なかろう!本当ならば妾が先に主様と祝言を挙げたかったのだ!くぅーっ!!話し合いの結果、主様から聞いたじゃんけんとやらで決着をつけることになったがまさか将軍である妾が負けるとわ!!あの時チョキとやらを出しておれば!! 」


ちなみにじゃんけんが日本に入ったのは江戸時代からだという説がある。


一葉「とにかく!妾は急いで向かわねばならぬ!!いくぞ幽 」


幽「はいはい 」


双葉「行ってらっしゃいませ 」


一葉達がそんな会話をしている頃


京の街では…


空虚「フヒヒッ!街の皆は復興に気をとられて警備をしとらぬようじゃのぅ 」


インチキ坊主・空虚が謎の場所に来ていた。


空虚(くうきょ)


自らを鬼が退治できる人物と噂を流していたがその正体はインチキ商売するインチキ坊主。剣丞により罰を与えられた。


彼については前作の108話『拠点・織田軍の日常その拾』を参照


空虚「くそぅっ!!新田剣丞のせいで部下には逃げられ、儂の評判もがた落ち!こうなれば京にある宝でも持ち逃げしてこの大陸を去らねばな 」


そんな空虚が現れたのは立ち入り禁止区域に指定されたこの『四聖門(しせいもん)』であった。


ここは一葉の先祖にあたる足利尊氏(あしかが・たかうじ)の代よりも前に凶悪な悪霊(あくりょう)を封じたため立ち入り禁止区域となっていたのだが


空虚「悪霊なんて人を遠ざけるための噂に過ぎぬ!きっとここには宝があるに違いないからのぅ♪ 」


ブチンッ!!


と空虚がしめ縄を切って中に入ったその時!


ゴゴゴッ…!!


空虚「な…何じゃ!? 」


いきなり地鳴りが発生すると


カァッ!!


四聖門が輝きだし


スッ!


人ではない何者かが現れた。


空虚「ば…化け物じゃぁーっ!? 」


化け物の出現に直ぐ様逃げる空虚であったが


シュッ!


空虚「ぐえっ!? 」


最初に現れた化け物の赤い気弾が空虚に命中すると


ボオォッ!!


空虚「ぎゃあぁーっ…!? 」


ジュウッ…


空虚は骨も残さず、燃えてしまった。


?「この我を化け物呼ばわりとは失礼な奴め 」


最初に現れた背中に赤い翼をはやした男が言うと


?「しかし、鬼共の気を感じませぬな 」


?「どうやら奴らくたばったようでまんねん 」


?「ケッ!わずか数百年の間にくたばるとは弱っちい奴らだぜ 」


背中に翼のある男と共に現れた三体の化け物が言うと


?「まぁよいではないか、奴らがいなければこちらとしても好都合。では早速あちらの方に強き気を感じるからまずは挨拶にでも行こうではないか 」


スッ!


背中に翼のある男が指を指した先、それこそ剣丞達がいる場所を指していたのだった。




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