9/10
僕らの日々
窓から微かに聞こえる子供らの声
そこにはあの頃の僕がいた
あの子があの子を追いかけ回してる
少年は喜びを噛み締めながら駆けてる
時は残酷に大切な物を奪って行く
幸せの場ですら恐怖の場になりうる
どれだけ愛を持って接しても
たった一瞬である筈の命が奪われることもある
また再び悲劇を演じないように
大切な物を守るために
必死に愛が抱えている
音の無いテレビから騒々しく聞こえる凄惨な叫び
昔も今も変わらない日常があった
凶器を持った人間が丸腰の市民を追いかけ回してる
運命という理不尽に押し潰されていき
時は残酷に君の大切な物を奪って行く
奪う・奪われる側になりうる権利が
欲しくなかったけど僕らにはある
どれだけ強く手を握っていても
その手を引き裂く存在が姿を現してくる
もしかしたら、いやきっと
明日も相変わらず日常が続いていくだろう
だから再び喜劇が演じられるように
まだ見ぬ明日のために
僕は今日も愛を抱えて過ごすしかない
凶悪な犯罪事件も
害獣も自然災害も
裁く事も救う事も出来ないから
ただ愛を抱えて過ごしている




