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菫ノ詩集

電子な畳部屋

作者: 堅香子 擬々

勉強しなければ我は死ぬのであります(社会的に)




ブーーブーーピッ 電子音


いつも纏わりつく


我が家に配線されたコードを見て音を追う

ビーービーー 耳を澄ませばいつまでも


夜となった時の私室で回転椅子でグルリグルリ回る

回れば回るほど胃が浮き液が交ざる

吐き気が催し立ち上がり

冷たい窓ガラスを触る

電子音が今日もなっている



これは真に電子音か?


そも電子音とは何か?


そんな疑問の解を検索する気にもなれない

今日今夜


廊下で転がり地に耳をつけ冷たい地面を感じとる



ドタドドタドタドタタタ


ビッーーーーーーー ブブブブッッッッッ


交錯


誰かの足音と電子音も感じる


今日も今日とて夜風を鎮静剤を求め

冬の庭に降り立つ

星と飛行機は煩くも綺麗に見えた


あの煌めきも電子音を伴うのか


交錯


電子音とは何か?


その答を持ち合わせていない


電子的な 例えばコンピューター?蛍光灯? 冷蔵庫?

そんなものが出す音声のことなのか


それとも

配線の中を走る電子が出す足音なのか


はたまた

只の気まぐれな音声なのか


全く わからない


電子音を感じる身体であるとはわかるのだけど


ブブブブブーーブーー


電子音


六畳の間で大となってこの部屋を駆け抜ける電子音を感じる


ブーーブーーピッブブブブッッッッッ


電子音







つづかない( ̄ー ̄)

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