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カレーなるNAVY ~7日に一度のお楽しみ~  作者: 佐久間五十六


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天からの授かり者

 嬉しい事は連鎖するのであろうか?美奈子が2度目の妊娠をしている事が分かった。TELは、病院の関係者であった。

 どうやら美奈子は、検査で手が離せず妊娠の報告を病院関係者に任せたらしい。心配した正宗が、美奈子に連絡すると、妊娠8ヶ月だという。

 「もう、生まれるかもしれないから入院だって。」

 正宗には子供を作った記憶すら不確かだったが、それよりも、家には一歳になったばかりの双子が、いる。そんなばかりの美奈子の妊娠だった。

 後日、腹は大きくなったか?という事を確認するため、美奈子の着替えを持って、病院へ向かい荷物を届けた。

 「雄大と空雪の次は男の子?それとも女の子?」

 「えーっとね。またもや双子。」

 「おい、マジかよ。嬉しいけどさ。」

 正宗は驚いていたものの、天文学的確率の連続双子に喜んでいた。

 「また、男の子と女の子だって。」

 「名前考えておくよ。」

 そう言い残し、正宗は帰宅した。そして、すぐ若杉1曹にTELした。

 「若杉1曹、また双子だってさ。」

 「マジすか?マサさん子宝に恵まれてますね。」

 と、それだけが言いたくてTELしたにも関わらず20分は話し込んでいた。

 「4人のパパか…そんな大家族にする予定じゃなかったんだが。」

 正宗は、夜空を見上げて呟いた。

 「美奈子は、どう思っているのだろう?」

 ふと、入院中の妻が、子宝に恵まれた事をどう感じているのか、気になった。お金の心配よりも4人を真っ当に育てられるかどうかが、心配になった。

 名前はどうしようとノートに書いては、消して書いては、消してを繰り返していた。時々泣きじゃくってしまう雄大と、空雪の世話をしながら、新たな命の誕生を待ち望んだ。

 子宝に恵まれない家庭からしてみれば、贅沢過ぎる悩み事であった。4人の子供が二組の双子とはまたまた奇遇というべき事であるが、元気に育ってくれれば、それでいい。そう言う結論に至った。

 海上自衛隊から日本海軍になっても。男性が育休を取るという風潮は、あまり盛んではなかった。昼間は、ベビーシッターを雇い、何とか仕事と育児の両立を図った。

 そんな正宗であったが、これが2倍になると考えると、どうしようと考えても、仕方の無い事だった。自分が育休を取れれば、文句なしであるが、妻が育休を取っている手前、給養員長の自分もとは、艦長をはじめ正宗の上司に相談する事は出来なかった。

 それでも、若杉1曹だけは正宗が育休を取る事をすすめていた。その事について、初めて父の元海に相談した。そのTELの後、正宗は父とこれから仲良くなれるかもしれない。と感じた瞬間であった。

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