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カレーなるNAVY ~7日に一度のお楽しみ~  作者: 佐久間五十六


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さらば愛しの米国

 米海軍高官の話にうみゆきが登場したのは、午前中の事であった。黄海沖海戦での活躍の話、米国海軍艦隊が敵潜水艦やフリゲートによって足止めされていたところを、たった一隻の護衛艦(うみゆき)が切り開いてくれた、というものであった。

 確かにうみゆきは、米国海軍艦隊の進路を開けるため、搭載のSH-60Jで、現場海域を哨戒。アスロックによって、近くにいた中国海軍の通常動力型潜水艦二隻を撃沈させている。

 この働きぶりは、米海軍機動部隊一つに匹敵するものだと、いう褒め称えだった。

 海上自衛隊から新日本海軍になったとしても、中身は全く同じだった。士官や将官や下士官や兵隊の呼び名は同じだったし、教育のやり方や隊員の育成方法は、海上自衛隊のものを踏襲した。

 大きな変化を望まないながらも、大所帯となった新日本海軍が力を付け、世界に等角を表すのは時間の問題であった。

 米国海軍高官の話も終わる頃には、丁度お昼時になっていた。昨日の夕食会とはうってかわって本日は米国海軍の給養員がもてなす、昼食会となっていた。メニューはTHE アメリカとも言えるハンバーガーにフライドポテトに白身魚のフライであった。昼食会にハンバーガーとは、いかにもアメリカらしいなと感じて食べた。当然、最高級のビーフパティにピクルス、バンズも文句なしに旨かった。

 米国海軍が強いのは、旨いものをたらふく食っているからなのかとも思った。

 こうして日米平和軍事交流も無事終わり山島田ら日本海軍代表団40人は、帰国の途につくことになった。米国での日本海軍の評価は非常に良好なものであった。

 それは、海上自衛隊(にほんかいぐん)が、体を張って後方支援をしていた何よりの証であった。残念ながらも、死者を出してしまったが、戦争で死者を出さない事は、不可能である。だから仕方のない事なのだ。と、米海軍高官は話をしていた。

 ハイテク兵器を駆使した米軍が、あれだけの国土を持つ中国を、わずか1ヶ月の間に制圧出来た事を考えると、いかに現代の戦争が兵器によって支えられているかどうかという事が、考えられる。

 日本も憲法9条を改正し日本陸海空軍+海兵隊の戦力を保持するようになった今、そのくらいの作戦能力は有していなければ、米国から真の独立を果たす事は、出来ない。

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