電撃 hamburger作戦
電撃的アメリカ軍の作戦は、世界中で大きく報じられた。
世界第一位の陸軍大国である中国に、アメリカは本気で腰をあげ、中国に対して引導を渡す為の米国の戦争のキーポイントは、制空権及び制海権をどれだけ早くとるかという事であった。
いくら中国共産党人民解放軍が200万人を越える陸軍を持っていても、制空権及び制海権をとられてしまえば、裸の子供同然。勝負は決まってしまう。
この最大の難関を米軍は、物凄いスピードで突破した。理由は単純明快。兵器の質の差であった。人民解放軍の兵器は、コピー兵器が多い。そんな海賊版の兵器で、米国に勝とうとは考えが甘い。アメリカ海軍の空母や艦載機の能力は想像以上だった。
中国にICBMやその他の核兵器を即座に無力化し、それを確認した上で、米陸軍及び海兵隊は北方と南方から、北京に向かって進軍した。
あれだけの地上戦力を持っていた世界第一位の陸軍大国中国が、米陸軍及び海兵隊の前では無力だった。戦略や兵士の質でも、米軍が中国を圧倒していた。確かに数は少ないが、それを持って余りある質が米国にはあった。
その後北京まで、進軍しhamburger作戦は10日間で終わった。勝利宣言も出されたが、海上には、まだ沢山の海軍艦艇が残っていた。
その為、米国は日本の海上自衛隊にも支援を要請した。海上自衛隊の主な役割は、米国海軍艦艇への給油や、対潜哨戒機によるSLBM(潜水艦発射型弾道ミサイル)を警戒する事であった。
10日間で勝利宣言をしたものの、広い中国全土に隠れている中国軍の残党を処理するのが、米国陸軍歩兵部隊の役目だった。
ただ、中国の負けは端から見ても確実なもので、それに比例して中国の国際的地位は下落して行った。そして、アメリカが行いたかった、中国共産党の解散という目標が達成される事になる。
中国共産党は解散を宣言し、70年近くに及ぶ一党独裁体制が終わりを告げた。米国は、中国の占領統治を開始したが、日本を統治した際の過ちを繰り返す事はしなかった。
中国国民による普通選挙の実施。その選挙によって選ばれた国民の代表者によって、暫定政府を発足させて、戦火の収まらない時から、水面下で動いていた。
その頃、日本海では日米の艦隊と、中国・露西亜の艦隊が、覇権争いの最後の大海戦を行おうとしていた。日米合わせて100隻の駆逐艦及び巡洋艦さらに、ヘリ空母3隻、ロサンゼルス級攻撃型原潜など3隻の潜水艦。対する中国側は母体となる共産党の指示が無いため、残る全ての艦艇を北海、東海、南海各艦隊に出動を命じていた。
陸軍が惨敗した不名誉を取り返す、最初で最後のチャンスであった。ロシアもこれを黙って座視する事は出来なかった。




