いざうみゆき参る 守れ日本の海と空
日本も、これまでの鬱憤をはらすかのように、応戦した。当然の事ながら、うみゆきも尖閣沖海戦に巻き込まれた。
それは仕方がない。日本において海上自衛隊以外に、日本の海を守れる部隊はない。まさか、海上保安庁の船を並べて艦隊を作れとは、片腹が痛い。
日本海軍以来の伝統である、軍艦旗を掲げる海上自衛隊以外に中国海軍に対抗する部隊は日本には、存在しない。
うみゆきの役割は、自衛艦隊旗艦を守る事であった。うみゆきは、イージス艦ではないものの、SM-3と同等レベルのミサイルを装備しており、旗艦にミサイルが翔んできても、迎撃出来る態勢にあった。また、哨戒ヘリを一機搭載していて、対潜、対空伴に防御出来る汎用護衛艦であった。
時代が流れるに連れ、戦争の形が変わっていくのであるが、大国間での戦闘による海戦は、第二次世界大戦以来の事であった。
ミサイル技術の発達により、大艦巨砲では海戦に勝てなくなった。その代わりに威力を発揮し始めたのが、航空母艦とイージス艦と潜水艦にhelicopterであった。
中国艦隊は、もう日本が体制を整える頃には陣形を完成させていた。世界の軍事評論家も、固唾を飲んで見守ったこの海戦で、威力を発揮したのは、対艦魚雷と対艦ミサイルであった。
日本側が巧妙だったのは、水上兵力にばかり力を入れず、水上兵力をあくまでも囮に使った点である。P-3Cや対潜へりのSH-60Jなどの哨戒部隊を攻撃仕様にして、上空に待機させて、攻撃命令が出るや否や魚雷やSAM(対艦ミサイル)を発射したことである。
水上兵力に、多少の損害は出たが、中国海軍の被害の大きさを考えれば、鼻くそみたいな被害状況であった。
アメリカ海軍の力を借りずとも、日本は初戦をとったつもりでいたが、中国海軍も黙ってはいなかった。空軍機200機を投入して、制空権を奪いに来たのだ。沖縄や九州地方まで制空権を奪うつもりでいたが、ここはアメリカ空軍のF-22ラプターや原子力空母から発艦したF-18Aホーネット の出番だった。
流石の航空自衛隊も、アメリカ空軍の力を借りなければ、対処出来なかった。ドッグファイトで、応戦したが第4世代同士の戦闘機の戦いともなると、簡単には撃墜出来なかったが、日米の連携で、ここは何とか乗り越えたのであった。
第一列島線の内側を中国にとられる事は、何としても避けねばならなかった。その頃、時同じくして、アメリカ陸海空軍及び海兵隊は、中国本土への侵攻を開始していた。




