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カレーなるNAVY ~7日に一度のお楽しみ~  作者: 佐久間五十六


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完敗した中国

 ロシア海軍も、以前よりは力は衰えたとは言え、以前として5大国の一角の名に相応しい戦力を持っていた。

 ただ、今回参加する際にロシア側が危惧していたのは、いくら中国が力をつけていたとは言え、同盟を組んだところで、日米に叶うのか?という事であった。

 そう冷静に判断する専門家もいた中、渋々艦船を派遣したという背景があった。ただ、いざとなれば一発逆転の核兵器を使えば良い。と、意気込んでいたが、それはあくまで、日米の譲歩を得る為のCardに過ぎなかった。

 中国とロシアの狙いはその一点に絞られた。

 日本が中国海軍を刺激したフリゲート艦の破壊をアメリカは評価して、見直していた。いざとなったらやってくれる。その信頼があってこそ同盟は、機能する。やられたら、やり返す。それが世界の常識である。

 この日中の衝突は、後に尖閣沖海戦として歴史に残る事になるのだが、日本がアメリカや台湾の力を借りて、終始中国海軍を圧倒した。

 ここでも、海上自衛隊は、奇跡と呼ぶに相応しい勝ち方を実効する。数的不利は否めないものの、米国海軍と台湾海軍の強力な助太刀もあり、その質で勝負した。

 特に威力を発揮したのは、P-3Cによる哨戒・攻撃が、多くの中国海軍の艦船を沈める結果になった。艦船の数的不利を埋めるのは、この海上自衛隊の誇る航空戦力であった。

 もちろん、それだけではない。航空自衛隊のF -15戦闘機や、アメリカ空軍のF-22など、中国空軍を圧倒する戦力で、制空権を確保していた事も大きかった。

 戦いの序盤戦は苦労したが、陸上自衛隊の作戦部隊のピストン輸送が、開始されると徐々に陸地での制圧は終了した。

 中国の陸軍と空軍は、遠出をせず、日本本土爆撃部隊に重きを置いた。尖閣を捨て、中国陸海空軍と海兵隊は、約27万人の大規模戦力を使い、尖閣諸島で日米台の連合軍を撃破しようとしたが、失敗に終わった。

 この戦力の損失は、多大な犠牲と血税を注ぎこんで作られた近代中国の結晶とも言うべき財産を失う事であり、そんな事実は到底受け入れられなかった。

 しかし、それは中国軍が開戦から少し調子に乗りすぎた事に由来する。日本VS中国というのは、名目上で中国が、本気で倒したかったのは、アメリカであり、米軍であった。世界一の覇権は渡して貰おうか。そんなmessageも護衛艦くらゆきを攻撃した時から思っていたのだろう。

 そんな出鼻を日本の自衛隊ごときに挫かれたものだから、怒り具合も半端な物ではなかった。アメリカどころか、アメリカの下っ端にすぎない海上自衛隊にやられるとは、憶測を見誤っていた。

 だが、この戦いで与えたダメージは、中国人の対日感情を劇的に悪化させると共に、連合軍に参加した台湾を完全に敵視させるものとなった。

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