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カレーなるNAVY ~7日に一度のお楽しみ~  作者: 佐久間五十六


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山島田の一日

 山島田の一日は、課業の間(9:00~17:00)はひたすら、隊員の為に料理又は下ごしらえをする。

 食事とちょこっとした休憩以外は、フル稼働である。それでも、隊員の夕食を作り終えて、明日の準備と、夕食の片付けを終えれば、課業終了となる。

 山島田は、そんな日々をこういった短文で表現している。

 「ベジタブル、ミートとフィッシュ半々で」

 「FRIDAY スパイス欠かさず カレーday」といった具合である。

 中々の詩人であることに驚いた。土日や祝日は時間があれば、(当直勤務がある時はNGだが。)若杉三等海曹と、旨いものを食ったり普段出来ない事をやった。

 それにしても船乗りの一日は、どんなに偉くなっても、船で始まり船で終わるものであった。

 丘勤務の海上自衛官も多くいたが、それでも、海上自衛隊の名前の通り、船乗りが圧倒的に多かった。

 船で寝起きするのは、基本的に航海中のみで、出港しない日には、大抵母港で過ごすのが、通例であった。

 ただ、丘でも船の上でも、山島田のやる事は調理で変わらなかった。ひたすら、隊員の為に食事を提供する。ただ、提供するだけではなく、食材の管理や在庫の管理も業務の内容であった。

 夏は暑いし、冬場は寒いと思った通り寒い。環境は悪い方だろう。だが、それにみあう対価を得る事が出来ていた為、文句はなかった。

 食事は、隊員にとって楽しみの一つだろう。これにありつくために、厳しい訓練に耐えているとい言ってもいい。

 世間離れした世界にいる自衛隊員にとって、不味い飯を食わされ続けたのでは、任務が続かない。自衛隊メシははっきり言って美味い。陸海空でそれぞれ特色はあるものの、カロリーが多く必要な為、海上自衛隊の潜水艦乗りは、なんと一日に4食食べているそうである。

 その為か分からないが、海上自衛官のベテラン士官や下士官は、割腹のよい隊員が多いのもまた事実である。海上自衛隊の海軍カレーほ、最近では本になるほど人気である。それだけ、国民に対する自衛隊の評価も、その逆も相互理解が進んでいる事を表している。

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