転生しても上手くいくとは限らない
初投稿です。間違ってるところがあるかもしれませんが気軽に見てくれると嬉しいです。
俺の名前は上野龍郎。高校二年生、いたって普通で他と違うところがあるとすれば、異常なまでの異世界転生願望を持っていて、自分で言うのもあれだがなかなかの変態だと言うところだろう。授業中はほとんど妄想をしており、大好きな異世界のことを考えていて、家に帰ればPCゲームをして暇をもて余している。
[ふぁ~ぁ、ネミィ。]そんな独り言を呟きながらいつもの帰り道を歩いていると、前から見慣れない黒スーツを来た男性が歩いてきた。年齢は30代後半程で身長は180cmぐらいかそれ以上、眼鏡をかけていて、どこかのお屋敷の執事でもやっていそうな感じだ。こんな人本当にいるんだなと思って見ていると目があった。会釈をする。まだ見ている。すごく見ている。ガン見だ。そんなこと思っていると男性が近付いてきた、一瞬のうちに30cm位までの距離に詰め寄られた。
[あなた、良いですね。すごく良いです。]
なんか知らんが褒められた、俺がキョトンとしていると男は去っていった。
[変な人だな、まぁ気にしないことが一番だな、手も出されてないし。]俺は気にせず家に帰ることにした。
[ただいまーっと。]両親は共働きなので帰っても家には誰もいない。俺は自分の部屋に行きベッドに飛び込む。[なんか疲れた~、ちょっと寝るか。]俺はそのまま目を閉じた。次にめを開けるとそこは真っ白い世界だった。頭が一瞬考えることをやめたが、すぐにこの状況を受け入れようとする。が、
[はぁぁいぃぃぃ?!]
無理だった、というか絶対無理だ意味がわからん!なんだここ、どこ?俺の部屋は?
[そんなに焦らないでください。]
俺の心のなかはその一言で落ち着きを取り戻した。声のした方に振り向くと、そこにはさっき道で会った男が椅子に座っていた。また俺の頭は考えることをやめた、そして次の男の一言で俺の頭はさらに思考停止した。
[あなたは異世界転生計画のメンバーに選ばれました。おめでとうございます。]