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新しい街の詩
新しい街の詩
新しい街で
毎年の雨降りの季節
新しい街で
貴女の夢を見て
新しい街で
慣れた夜明けを迎えて
会社に向かう
新しい街は今日も雨
いつか雨がすべてを流してしまう
昔の町の思い出、貴女の温もり、匂い
新しい街に慣れていく
新しい街の新しい思い出、触れた温もり、新しい匂い
どこか違うけど
この街に貴女がいないだけ
貴女のいる街
僕だけがたたずむ街
新しい街は今日も雨
雨、雨、雨
いつか晴れたら
眩しく感じる太陽に
やっぱり貴女を思い出してしまいそう
新しい街
貴女がいない街
新しい街
僕が本当は少しだけ馴染めない街