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【壊れた街の教会】過去編の話がわかるあらすじ的ななにか

過去編のテーマは「叶えられた復讐」「望まれた復讐」「近寄る程に、遠ざかる程に」ですかね。

親を殺された青年は無言で街を歩いた

殺風景な生き方で青年は死にながら生きた

青年が生きる意味は一つ 幸せを奪った者への復讐のみ


ある時 青年は復讐を遂げる事になる

路地裏にやってきた男を青年は何の気なしに殺した

青年は知る その男こそ自身の幸せを奪った者であったと


青年は 悔む

悔やんでも悔やんでも悔やみきれない


何故 この男に気づかなかった

何故 こんなに簡単に殺してしまった


青年の復讐に生きた20年が恐ろしい早さで死んでいった


死にかける青年の耳に声

目の前には「お父さん」と死体にすがる少女

男の娘 それだけで青年にとっての復讐相手となりえていた


青年は考える 少女を殺すのは簡単だと

ならばどうする? 己の心を満たす復讐はなんだ

青年の答えは 簡単に出た


幸せの絶頂で殺そう 信じる者に裏切られる 最悪の形で——


青年はその少女を育てた

警戒する少女に青年は様々な事を教える

無表情な少女の顔に花を咲かすまで 青年は根気よく少女を育てた

少女に青年は様々な事を教えた

ただ一つ 少女の仇が青年であること以外の事を



青年は少女に問うた

父の仇が現れたらどうする?と

少女は答えた

仇を討ち 後悔にひれ伏せさせると

その言葉を聞き青年は 満足そうに 笑みを見せた



ある日 青年が少女が討つべき仇だと知らされた少女

惑う少女に青年は容赦なく辛辣な言葉を吐く

そして 青年の復讐は終わる

信じた者を我が手で殺させるという 最高の復讐を少女に成し遂げて


消える青年 感情を止めた少女


青年の最後の言葉 遅れて少女の頭に響き渡る


これで 俺の仇討ちが終わり

お前の仇討ちも 共に 終わる——


少女の頭に声を響かせる青年は最後



少女の見た事の無い表情を見せた



それは とても 




幸せそうな 優しい 笑顔







—————

最後の最後でやっと復讐という枷から逃れ心に正直になれた青年のお話

信頼されればされるほど復讐から遠ざかるお話が多い中でその逆を求めたお話

どう転ぼうと悲しい終わりしか見えないお話

残された少女にも残していった青年にも復讐の心は消えた

二人の心に残るものはあったのだろうか

青年と少女の仇討ちは終わった


晴れ渡る事のないだろう 心を残して


そんなお話です

このお話をハッピーエンドにする可能性のあるお話は


青年は右目右腕を失いながらも生還し復讐のない心に戸惑いながら少女を探し

少女は埋まりかけた心の穴を抱え残酷な未来を見つめ続けて


この二人がまた出会う事が出来たのならば

それは 幸せなお話になるのでしょう






【青年】

ロット (本編27歳)

【少女】

シエルマ(本編14歳)

「叶えられた復讐」が大きなテーマの過去編。ぜったいに復讐を遂げさせようとしたらこうなった。

ロットは育てている間にシエルメにほだされているのに気づいていません。

最初は「信頼する者に裏切られる=少女を殺す」だったのにいつの間にか彼の中で「信頼する者に裏切られる=少女に自分を殺させる」になってます。

復讐を求める生き方に疲れたのか、それとも、少女に心を絆されたのか。

…記者とポストマンも過去編で一緒に旅してるはずなんだけど。どこいった。

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