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領主様からの呼び出しっ!?

この前の演奏から僕の周りは大分変わった


「おっ!シュンきょきょきょ今日は演奏するのかー?」

「やるだったら聞きにいくぜ!」


「はい!お昼にやります!ぜひ聞きに来てください!」


「あ、シュンさん今日演奏したあとギターの事で少し教えて欲しいことがあるんだけどー」


「はい!分かりました、演奏終わったあとで良ければ是非!」


とこんな具合に街を歩いてると色んな人が声をかけてくれる。ちなみにあの演奏の後ギターに興味持ってくれた人に即席でギターを作りプレゼントして街の中ではちらほら演奏してる音が聞こえて来るようにもなった。


心なしか街の雰囲気も柔らかくなった気がする。それが自分の影響かと思うと心が弾む


ちなみにエルラは宿屋の看板にギターの模型を飾り全面的宣伝をしている。客もそれを見てか自分の演奏を聞きに客も増えエルラさんも毎日大忙しだ


あと変わった事が


「こんにちは」


「あ、ピッパちゃんこんにちは。」


「今日も演奏するんですか?でしたら聞きに行きます」


この街で初めてあった住民で馬の尻尾をくれた少女、ピッパちゃんも良く聞きにきてくれる様になった


エルラさん曰く

最近この地域は争い事が絶えず、母は幼い頃に亡くなり、父もこの間の戦で狩り出され命を落としたそうだ。


それからというもの塞ぎ込んでいたそうだか、僕が来てから少し表情も落ち着いて胸を撫で下ろしてると言っていた。


「もともと馬とばかり話して友達も少なくてねー。唯一の支えだった父も亡くして心配してたんだけど。。。なんかあんたに懐いてるみたいだし、父の面影と重ねてるのかも知れないね。面倒見てやんなよ!」


そんな事を言っていた。

前世でも子供はおろか彼女もいなかった自分に何が出来るか分からないけど彼女の前では気丈に、そして優しくしようと思った




「今日もお聞き下さりありがとうございました!」


パチパチパチパチ!

今日も歓声に触れながらの幸せな気分に浸っていると、見慣れない綺麗な服装をしたいかにも品の良さそうな中年が近づいて来て声をかけてきた


「あなた様が吟遊詩人様ですね。私はこの街の領主様の邸宅で執事をやっておりますウシュバと申します。領主様が貴方様にお会いしたいと申しております。是非ご同行頂けないでしょうか?」


りょりょりょ領主っー!やばいザキオさんみたいになっちゃった。

てかこの後ギター教えるって約束してんじゃん!

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