わりぃ俺死んだ!
シェリレーヌ侯爵の件は不正な高利貸しや、強制奴隷契約の罪がかけられ叙爵。金もなく裁判も有利に進むとは思えないので当分牢屋から出られないだろう
キッツ君の実家のビッグレッド商会の会長もやってきて何とか商いさせてもらえないだろうかと懇願されたが、なんの魅力もないので拒否。
それならば息子のキッツ君を返せと言われたが、本人が首を立てに振らなかったので却下。
その後も中々引き下がらなかったので、マイネル商会がビッグレッド商会買い取る形で収まった。
何でもキッツ君のお父さんは人を見る目はないが、商売自体は堅実でしっかりと利益を上げ続けているらしい。
と言う具合で事後処理も終わり、お酒やカジノなどは今や王都で一大ムーブメント巻き起こっていて毎日忙しいが充実して日々を過ごしていた。
そんなある日自警団の1人が事務所の扉をノックしてきた。
「はーい入って下さい」
「失礼します。シュン男爵、王都から騎士団と思われる集団が真っすぐこの街を目指して進行中。数は50ほど。ちなみにクラウン騎士団長とホエール副騎士団長もいる模様」
「なんだろ?戦争するにしても数が少ないし、何かの探索調査かな?」
けどホエールさんはこの街にとって面識あるから分かるけど、王国最強と言われているクラウン騎士団長までいるっていうのが分からない。よっぽど重要な任務なのかな?
うむぅと頭を悩ませてみたが来てみないことには分からない。
「とりあえず受け入れの準備を。あともしもの為に自警団のみんなに招集かけてください。」
分かりました。と言って事務所を後にする報告に来た自警団とミルフィアさん。
「以下の罪状により王都に連行するよう国王陛下より申し使った。大人しくついて来てもらおうか」
ガサ入れでしたー。
けど罪状がわけわからん。
国王陛下を辱める仮面の制作。馬車を許可や進呈なく製造販売。
そして革命を企てている疑惑。
革命って大富豪大会の事?途中でレボリューションに変更したけど、許されなかったかぁー。
そして最後の
「サークルの所にビール持ってきてわしにはないってどういう事?処す」
らしい。
分かるけど、ちょっと子供過ぎやしませんかね?
何でこんなくだらない事で連行されなくちゃいけないの?とホエール副騎士団の方を見ると『めーんごっ!』とウインクしながら手を合わせている。
いや、そんな厳つい鎧着てそんな事されても可愛くないから。
納得いかず不満タラタラな表情をしていると、堅物を絵に描いた様なクラウン騎士団長が自分の肩に手を置いた瞬間、身体がダーンと地面に叩きつけられる。
カハッ!痛え!
なにこれ魔法か何かの類?それとも単純な力量?
肩に置かれた瞬間重力が何倍にもなったかのように叩きつけられた。
「貴様!シュンに何をしたっ!」
自警団団長のザキオさんがクラウン騎士団長の喉元に槍の矛先を付けつける。
ちょっ!
国王直属の騎士団に喧嘩ふっけるのは駄目です!
そう言いたかったが痛みのあまり声がでない!
クラウン騎士団長は、そのザキオさんの槍にトンっと手を置く。するとザキオの手から離れ、槍はその重力の何倍もの音を出し地面に落ちる
「そういうことかよっ!」
ザキオさんはハイキックでクラウン騎士団長の首にヒットさせた。
と見せかけて、そのケリは右手で受け止められる。
「ぐっ!重ぇ!」
倒れこそしなかったものの右足は地面に張り付くように重くなる。
「ザキオさんっ!」
カチューシャさんが慌ててザキオさんの元に駆け寄ろうとする。
「お前の相手は私だ。ヴィフォルテ騎士爵の娘よ」
ホエール副騎士団がそこに割って入る。
「どきなさい!」
カチューシャさんが剣を抜きホエール副騎士団に向ける。それを難なく大剣で受け止めるホエール副騎士団
「お前の父は迷いのない剣筋で素晴らしい騎士だったが、何をそんなに迷っている?今のお前はただ速いだけだ」
大剣を振り抜きカチューシャに襲いかかる。
受け止めるも弾き飛ばされるカチューシャ
「おいカチューシャ!お前の剣はそんなもんじゃねぇだろ!」
クラウン騎士団長を相手にしながら檄を飛ばすザキオ
その隙を見逃さずザキオを殴り飛ばす。
「ぐわっ!」
右足は重くなっているのか避ける事なくモロに食らうザキオ
クラウン騎士団長、武器を持たない相手には剣を使わないのか。流石の騎士道といったところか
「ザキオさんっ!」
カチューシャはザキオの元へ駆けつけたいが行く手を阻むホエール副騎士団長
それに対してカチューシャも剣を鞘に戻し抜刀の構えに移す。ザキオさんと互角に渡り合ったあの技だ。
「シュンさんっ!」
するとそこにジャンヌに跨ったピッパちゃんとキッツ君が自分のもとに駆けつけ、キッツ君は閃光球を投げる。
「来たか戦乙女。うわっ!なんだっ!?」
辺りは眩い光に包まれ騎士団は混乱しその隙にジャンヌから下馬したピッパちゃんが自分の手を差し伸べる。
ピッパちゃんの手を借りようやく身体を起こす。
周囲を見渡すと完全に騎士団に押されていて、ザキオさんや何人か怪我人もで始めた。
しかもこの若い二人まで来てしまった以上このまま戦いを続ける訳にはいかない。
カチューシャさんが剣を抜こうとした瞬間
「みんな!それまでっ!」
と大声で戦いの中断を宣言する。
「分かりました。大人しく王都に行きます。なので彼らの行いは不問にしてはいただけないでしょうか?」
「シュンさん。。。」
ザキオさんやカチューシャさんが悔しさで顔を濁す。
「分かった。ではついて来てもらおうか」
と言って自分に手枷を着けるクラウン騎士団長
「シュンさんっ!」
悲鳴にも似た声で自分の名を呼ぶピッパちゃん
「ごめんね。ちょっと行ってくる。ミルフィアさん後のことは宜しくお願いします。」
「かしこまりました」
静かに頭を下げるミルフィアさん
「シュシュシュシュシュン。すすすすすまねぇ」
戦闘モードが抜けいつもの様に吃るザキオさん
シュシュシュシュシュンって
今度ポーニーテールとシュシュっていってもらおうかな?
ポポポニーテールとシュシュシュシュ
ちょっと面白そう。
そんな事を想像してるとちょっぴり笑顔になって
「ザキオさん、とりあえず傷を癒してください。それからピッパちゃんや街のみんなを頼みます」
と言い残し街を後にした
ごめんなさい!また馬の事書けなかった!次回!次回から馬のの書きます。いや、書けるか?書けると思う




