前へ目次 次へ 28/32 (四)-4 そのため、この大隅建斗と、ホロプス山荘の被害者の大学生の一人、大隅剣との関係を疑う声が上がった。同じ大阪市内在住の同じ姓の人間ならあり得るのではないかとの指摘だった。 この点について、捜査本部ではすでに提出されている捜査報告書の束をめくり始めた。 大隅剣の遺体を確認したのはその母親であった。その際、父親は仕事の都合で来られなかった。そのときに両親の名前が報告書に記載されていると考えられたのだった。 (続く)