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(二)-12
「実は静狩より少し東に行った海岸線に水死体が発見されまして。昨日、その身元を下沼知と断定したばかりです。ただ、情報が少ないので、兄の方にも捜索範囲を広げようと、私たちは来た次第です」
道警の四人はまさかの関西で顔を合わせるという珍事に驚き、それぞれの捜査本部へ電話で事情を報告した。
その後、二つの事件で同じ人物が関係しているため、捜査本部は合同にすることに決まった。本部は黒松内署の隣の管内にある国縫署に置かれて、黒松内署の捜査員も合流することに決まった。
そして黒松内署での殺人事件の捜査状況については翌朝の捜査会議で共有することになった。
加えて、念のため道警本部の藤崎と黒松内署の森田がアパートの前で張り込みをすることになった。
(続く)




