表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
斜め後ろの杏さん  作者: あさぎ
I.違和感だらけの異世界
1/20

1.お昼に一眠り

 


 私、矢川 里奈。

 地方の小さな会社で働く普通のOL。


 ちなみに独身。彼氏もいない。

 かれこれもう何年も恋愛とかそういったのはご無沙汰で……なんかもう、自分でも色々と諦めている。


 結婚しろしろうるさかった親だって、最近だともう何も言ってこなくなったし。




 まぁ、それはさておき。


 今は昼休憩、お昼ご飯を食べ終わって自分の机に戻ってきたところだ。


 いつもなら時間ギリギリまで同僚とか先輩達と喋ってるんだけど、今日は朝から眠くて眠くて。

 ごめん、寝てくる!って言って今日は一人で抜けてきた。


 こういう時は昼寝に限る。

 ちょっと目をつぶってるだけでも、午後からが全然違うし。







 しっかし、ほんと眠いなぁ……

 なんか頭ぼーっとしちゃって……ふわぁ〜あ。


 ん〜!と大きく伸びをする。

 窓からの風が涼しくて心地いい。なんとも昼寝日和だ。


 伸ばした体をそのまま前に倒し、机に突っ伏して目を閉じる。


 一人きり、静かな部屋。


 うつ伏せのまま、ふあぁ……とまた大きなあくびが溢れる。




 しばらくして、バタバタと何人かの足音と共に騒がしく椅子が鳴った。


 昭和感の溢れるデスクチェア……病院の患者さんの椅子みたいな軽くてちゃっちいやつだ。

 座るとギギギギ……っていうやつ。

 一応申し訳程度の背もたれがついてるから、病院のよりは座りやすいけど。


 そして同時に、眠たそうなあくびの声も聞こえてきて。

『昼寝組』が次々参戦してくる。




 しかし、そんな周りの物音も徐々に遠のいていき……私はふわふわと眠りに落ちていった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ