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淡々三国志  作者: ンバ
蜀書第七、法正伝
87/603

註七、怒る劉備の諌め方

註7.

先主與曹公爭,勢有不便,宜退,而先主大怒不肯退,無敢諫者。矢下如雨,正乃往當先主前,先主云:「孝直避箭。」正曰:「明公親當矢石,況小人乎?」先主乃曰:「孝直,吾與汝俱去。」遂退。


(訳)

先主が曹公と争ったとき

形勢が不利となり、撤退を余儀なくされた。


しかし先主は大いに怒って退却をがえんじず、

敢えて諫めようとする者もいなかった。


矢が雨の如く降り注ぎ、

法正はそこで進み出て

先主の前に躍り出た。


先主が云った。


「孝直、を避けよ」


法正は述べた。


明公わがきみが矢石の近くに

晒されておりますのに、どうして小人わたしが?」


先主はそこで


「孝直、われは汝とともに逃げよう」


と言い、かくて退却した。


(註釈)

曹操・孫権と比べて

劉備が怒ってるのはなにげに珍しいです。


しかしさすがは法正、

イラついてる劉備をちゃんと諫めてますね。


簡雍伝でも、直接諫言するのでなく

遠回しに行動で伝える事で

劉備を窘める描写があります。



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