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註二、鄭度は広漢人
註2.
華陽國志曰:度,廣漢人,為州從事。
(訳)
華陽国志にいう、
鄭度は広漢の人で、州の従事となった。
(註釈)
情報少な!!
ちくま三国志の巻末によると、
華陽国志は常璩というひとの著作です。
巴蜀地方の地理・歴史・風俗について
記してあるようで、
蜀に割拠し、光武帝に最後まで抵抗した
公孫述の時代から劉焉・劉備を経て、
劉備の蜀が滅んだあとは
五胡十六国時代に突入し、
益州には李氏の政権が成立するんですが
その時代、347年まで書かれてるそうです。
劉璋に焦土作戦を提案した鄭度ですが
三国志の全文中でここにしか登場しません。
演義でもほぼ同じ事を言ってますが
やはり採用されませんでした。




