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淡々三国志  作者: ンバ
呉書第十、程普伝
457/603

二、孫策の代

2.

堅薨,復隨孫策在淮南,從攻廬江,拔之,還俱東渡。策到橫江、當利,破張英、于麋等,轉下秣陵、湖熟、句容、曲阿,普皆有功,增兵二千,騎五十匹。進破烏程、石木、波門、陵傳、餘杭,普功爲多。策入會稽,以普爲吳郡都尉,治錢唐。後徙丹楊都尉,居石城。復討宣城、涇、安吳、陵陽、春穀諸賊,皆破之。策甞攻祖郎,大爲所圍,普與一騎共蔽扞策,驅馬疾呼,以矛突賊,賊披,策因隨出。後拜盪寇中郎將,領零陵太守,從討劉勳於尋陽,進攻黃祖於沙羨,還鎮石城。


(訳)

孫堅が薨じると

また孫策に隨って淮南わいなんに向かい

廬江ろこう攻めに従軍してこれを抜くと

戻って倶に東へ渡った。


孫策が横江おうこう(津)、当利とうり(口)へ到ると

張英ちょうえい于麋うび等を破り

転出して秣陵ばつりょう湖熟こじゅく句容こうよう曲阿きょくあを下し

程普は全ての戦で功績をあげて

兵二千、軍馬五十匹を加増された。


進軍して烏程うてい石木せきぼく波門はもん陵傳りょうふ余杭よこうを破り

程普の功績は多大であった。


孫策は会稽に入ると

程普を呉郡都尉に任命して

銭唐を治めさせた。


後に丹楊たんよう都尉にうつり、石城に居した。


再び宣城、涇、安呉、陵陽、春穀の諸賊を討ち

これらを全て破った。


孫策が嘗て祖郎そろうを攻め

大いに囲まれる所となった際に

程普は一騎と共に孫策を※蔽扞へいかんし、

(※ふさがって守ること)

馬を駆けて疾呼しながら

矛を以て賊を突き、

賊の(包囲が)ひらいたところに

随って、孫策は脱出する事ができた。


その後、盪寇とうこう中郎将に拝され

零陵れいりょう太守を兼領して

尋陽じんよう劉勲りゅうくん討伐に従軍し、

進軍して沙羨さいに黄祖を攻め、

帰還して石城を鎮撫した。


(註釈)

191年(確定ではない)、

劉表との戦いで孫堅が死んでしまった。


孫堅の軍団は従子の孫賁に継承されたもよう。

程普もまずこの中にいただろう。


孫堅の雇用主は袁術えんじゅつなので

そのまま彼の統制下で

袁紹や劉表と戦ったか。

193年に袁術軍団は

曹操らに破られ、淮南へ移った。


袁術は新天地で

揚州刺史の劉繇とぶつかる。

この辺の経緯については

1巻の袁術伝や孫策伝、

2巻の周瑜伝や太史慈伝をご覧ください。


孫賁と呉景が苦戦を強いられたため

孫策が東進、周瑜と合流して

劉繇軍団と戦う。


孫策伝の引く江表伝では

孫策は牛渚→県の南→秣陵→牛渚→県の南

→海陵→湖孰→江乗と転戦。


周瑜伝では、周瑜は

秣陵→湖孰・江乗→曲阿と転戦。


本文の程普は

秣陵→湖熟→句容→曲阿と動いている。


秣陵・湖熟はみんなで戦って、

曲阿は周瑜と程普、

江乗は孫策と周瑜、

海陵は孫策だけ、

句容は程普だけで攻めたって事かな。


劉繇との戦いのあとは

兵士と馬が増えたとしか書かれてない。


代わりに、祈る時間が増えた──(言いたいだけ


この頃の孫策はあくまで地方軍閥で

袁術の手下でしかないから

侯爵とか将軍位の任命権持ってないのね。


その後も各地を転戦して武功をあげる。


祖郎との戦いは、

丹楊に募兵しに行った時と

袁術が印綬を与えて

背後襲わせた時の2回?

(どちらも江表伝)


孫輔伝には、丹陽の7県を討ったあと

孫輔は陵陽討伐に随って

祖郎を生捕りにしたとある。


程普伝でも陵陽の賊を討ったって

書いてあるので、対祖郎で

孫策を敵の包囲から

救出するエピソードも

この時のものと思われる。

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