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淡々三国志  作者: ンバ
蜀書第六、馬超伝
43/603

註四、我、益州を得たり

註4.

典略曰:備聞超至,喜曰:「我得益州矣。」乃使人止超,而潛以兵資之。超到,令引軍屯城北,超至未一旬而成都潰。


(訳)

典略にいう。

劉備は馬超が至ったと聞き、喜んで言った。


「我は益州を手に入れたぞ」


そこで人を遣わして馬超を留め

密かに彼に兵を与えた。


馬超が(成都に)至ると

軍を統率させ、城の北へ駐屯させた。


馬超の到着から

十日に至らずして成都は陥落した。



(註釈)

これは劉備が上手いですね。


馬超がいかにも大勢を引き連れて

到着したよう劉璋に見せかけることで

成都の動揺は更に大きくなったでしょう。


劉璋伝によると、この時

まだ城内には三万の精兵と

一年分の糧秣があったようですが

劉璋が

「恩徳も施していないのに

これ以上皆を戦禍に晒せない」

と言って降伏に至ったといいます。



後漢紀ごかんき」を著した張璠ちょうはんの弁では、

劉璋は愚かで脆弱ではあったけれども

無道な君主と言うほどではない

と評されています。

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