表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
淡々三国志  作者: ンバ
呉書第九、魯粛伝
260/603

註五、曹操の敵を増やす

註5.

漢晉春秋曰:呂範勸留備,肅曰:「不可。將軍雖神武命世,然曹公威力實重,初臨荊州,恩信未洽,宜以藉備,使撫安之。多操之敵,而自為樹黨,計之上也。」權即從之。


(訳)

漢晋春秋にいう、

呂範りょはんが劉備を留めるように勧めると

魯粛は言った。


「それはなりません。


将軍(孫権)の神の如き武略は

命世(最も名高い)であるとは雖も、

曹公の威風・権力は実に重いものです。


(曹操?孫権?は)荊州に臨みて日が浅く

恩徳と信義は広く行き渡っておりません。

宜しく劉備に荊州を貸し与え

かの地を安撫させるべきです。


曹操の敵を増やしつつ、

自らは足固めをなさるのが上計かと」


孫権は即座にこの提案に従った。



(註釈)

劉備は荊州の人たちに好かれてるので

安撫するには最適と判断した魯粛。


魯粛は劉備を利用するだけ利用して

曹操と潰し合わせる、というスタンスです。


劉備ありきの戦略を立ててるので

ある程度の不義理にも目を瞑りますが、

それが災いしたのか、演義では

お人好しの無能っぽく書かれています。


魯粛の存在があったればこそ

孫劉同盟を維持できていたとも言えます。

魯粛の死後、ブレーン役が呂蒙りょもうに代わると

一気に孫権と劉備の仲が険悪に。


三国志って基本一強二弱なんだから

二弱同士で殴り合ってるの

まずいと思うんだけど。


さすがの劉備も、荊州・益州を

立て続けに得た事で

増長してしまっていた感があります。


長阪ちょうはんの敗戦で

息も絶え絶えの劉備を援助して、

領地まで与えてくれた孫権なのに。


さすがに荊州南郡

全部の領有権がどっちかにある、

っていうのも行き過ぎなので、

両者とも、半々で手打ちにしとくのが

ちょうどいい落とし所だったのに

両者とも全部欲しがってるから

まぁ拗れる拗れる。


この後、本文で

関羽が魯粛に説教されます。

単刀赴会たんとうふかい」です。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ