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淡々三国志  作者: ンバ
呉書第九、魯粛伝
254/603

五、魯粛、劉備と会う

5.

到夏口,聞曹公已向荊州,晨夜兼道。比至南郡,而表子琮已降曹公,備惶遽奔走,欲南渡江。肅徑迎之,到當陽長阪,與備會,宣騰權旨,及陳江東強固,勸備與權並力。備甚歡悅。時諸葛亮與備相隨。肅謂亮曰「我子瑜友也」,即共定交。備遂到夏口,遣亮使權,肅亦反命。


(訳)

夏口へ到った魯粛は、曹公が

已に荊州へ向かったと聞いて

昼夜兼行で先を急いだ。


南郡まで至る頃には

劉表の子の劉琮りゅうそうは已に曹公に降り、

劉備は惶遽こうきょ(恐怖と動揺)して奔走し

長江を南へ渡ろうとしていた。


魯粛はただちにこれを出迎えようと

当陽とうよう長阪ちょうはんまで至り、劉備と面会して

孫権の意旨を宣揚し、並べて

江東の(守りの)強固さを陳べ、

劉備に孫権と協力するように勧めた。


(魯粛の申し出に)劉備は甚だ喜んだ。


この時、諸葛亮が劉備に隨っており

魯粛は諸葛亮に述べた。


「我は子瑜(諸葛亮の兄・諸葛瑾)の友人です」


(諸葛亮と魯粛は)

すぐに交誼を定めた。


劉備はかくて夏口へと到ると

諸葛亮を孫権のもとへ遣わし、

魯粛もまた復命した。


(註釈)

劉備側の流れをまとめます。


劉表が死ぬ

劉琮が後を継ぐ

曹操が攻めてくる

劉備、いきなりの曹操襲来に驚く

諸葛亮、劉備に襄陽を攻め取るように進言

劉備は拒否、南へ逃げる

十万ほどの民衆がついてくる

関羽に水路を往かせ、二手に分かれる

長阪で曹操に追いつかれて大被害


(※ここで魯粛登場??)


魯粛「手を組みませんか?」


劉備「願ってもねぇところよ!!」


趙雲、劉備の家族を保護する

張飛、長阪橋で曹軍を食い止める

曹操にやられた劉備、

本来のルートを逸れて漢津へ

たまたま関羽が通りかかり

いっしょに夏口へ…………

劉備、諸葛亮を孫権のもとに派遣

赤壁の戦い


これ全部208年内の出来事です。

激動っ!


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