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淡々三国志  作者: ンバ
蜀書第六、関羽伝
25/603

註十三、帰りたい、帰れない

裴松之の引用した蜀記の記述です。

樊城の戦いで、関羽の見た夢の話です。

註13.

蜀記曰:羽初出軍圍樊,夢豬齧其足,語子平曰:「吾今年衰矣,然不得還!」


(訳)

蜀記にいう。

関羽が最初に出陣して樊城を囲んだ時

猪に足を噛まれる夢を見て、

息子の関平に語った。


「私は年を取り衰えた。

だが、引き返すことはできぬ!!」


(註釈)

関羽は猪に足を齧られる夢を見ました。


十二支で最後尾のやつに

足を噛まれるくらい、

関羽の歩みは衰えている、

麒麟も老いては駑馬に劣る、的な暗示?


劉備と同年代なら、この頃の関羽は

もう60歳前後になっていますからね、

戦場に出るの、かなりキツイ筈です。


「然」は順接なのか逆接なのか。


「私は衰えてしまった

が、帰ることはできぬ!」


「私は衰えてしまった

から、帰ることはかなわぬ!」


前者で訳してありますが

後者の方が哀愁が漂ってて好きです。

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