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註十、劉備と周瑜
註10.
吳錄曰:備謂瑜云:「仁守江陵城,城中糧多,足為疾害。使張益德將千人隨卿,卿分二千人追我,相為從夏水人截仁後,仁聞吾入必走。」瑜以二千人益之。
(訳)
呉録にいう、
劉備は周瑜に対して云った。
「曹仁は江陵城を守っているが、
城中には糧秣が多く、障害足り得る。
張益徳(張飛)に
千人を率いさせて卿に随行させるので
卿には二千人を分けて
我の後を追わせて欲しい。
互いに夏水に沿って曹仁の退路を絶とう、
曹仁が我らの侵入を聞けば
必ずや逃走するに違いない」
周瑜は(約束通り)
二千人を劉備に付けてやった。
(註釈)
張飛の1000人を君に貸すから
2000人貸してよ。
差し引きで1000人多い、
さすが劉備、セコい。
「張飛なら1000人くらい
単独で倒せるから、釣り合ってるだろ?」
って普通に言ってきそう。




