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淡々三国志  作者: ンバ
呉書第九、周瑜伝
231/603

註二・三、伯符と公瑾

註2.

江表傳曰:策又給瑜鼓吹,為治館舍,贈賜莫與為比。策令曰:「周公瑾英俊異才,與孤有總角之好,骨肉之分。如前在丹楊,發眾及船糧以濟大事,論德酬功,此未足以報者也。」〉


(訳)

江表伝にいう、孫策は一方で

周瑜に鼓吹こすい(楽隊)を支給し、

館舎かんしゃの整治を為して

贈賜ぞうしについては並ぶものがなかった。


孫策が命じて言った。


周公瑾しゅうこうきんは英俊にして異才、

おれとあいつには

総角あげまき(子供の頃)からの好誼と

骨肉の分がある。


以前(周瑜は)丹陽たんように在って、

軍勢及び、船と食糧を徴発して

大事を遂げさせてくれた。


あいつの徳を論じ

その勲功に応えるとなれば、

これでもまだ足りないくらいだ」


(註釈)


「與孤有總角之好,骨肉之分」


おれと周瑜は

ちっちゃな頃から仲良しで、

身内同然の間柄なんだ!



本文でも

「また会えるなんて、願いが叶ったぜ!」

と、仲のいい孫策と周瑜ですが、


江表伝ではことに

「2人の仲は金属を断ち切る」

「ほぼ身内と呼べる幼馴染」とか

とにかく凄い密接ぶりです。


江表伝の中では、

孫権も周瑜を「頼れる義兄」

みたいに思っている感じですが、

本文では……?



註3.

江表傳曰:策從容戲瑜曰:「橋公二女雖流離,得吾二人作婿,亦足為歡。」


(訳)

江表伝にいう、

孫策は従容しょうよう(くつろぎ)の場で

戯れて周瑜に言った。


「橋公の二人の娘(大喬・小喬)は、

流離さすらっていたとはいえ

おれたち二人を婿に出来たんだから、

また歓ぶには十分だな」


(註釈)

孫策と周瑜の密エピソードその3。


毎回、孫策の方が喋るばかりで

周瑜がぜんぜん喋らないのがちょっと残念。

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