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淡々三国志  作者: ンバ
呉書第一、孫討逆(孫策)伝
222/603

註二十五、于吉の祟り

註25.

吳歷曰:策旣被創,醫言可治,當好自將護,百日勿動。策引鏡自照,謂左右曰:「面如此,尚可復建功立事乎?」椎几大奮,創皆分裂,其夜卒。

搜神記曰:策旣殺于吉,每獨坐,彷彿見吉在左右,意深惡之,頗有失常。後治創方差,而引鏡自照,見吉在鏡中,顧而弗見,如是再三,因撲鏡大叫,創皆崩裂,須臾而死。



(訳)

呉歴にいう、

孫策がきずを被ったのち、

医者は、治すことはできるが

好く自ら安静にするべきで、

百日間は動いてはならない、と言った。


孫策は鏡を引いて自分を映し

左右の者に謂った。


「面がこんなになっちまった……

これでもまだ、もう一度功を建てて

事を成し遂げるなんて、出来るのかよ!?」


孫策はつくえを打ち叩いて大いに興奮し、

創がすべて裂け破れて、その夜に卒した。


捜神記そうしんきにいう、


孫策が于吉を殺した後のこと、

一人で座っていると

いつも左右に于吉がぼんやりと

佇んでいるのが見えた。


孫策は深くこれを嫌悪し、

すこぶる常態を失していた。


後になって創が治りかけた頃、

鏡を引いて自らを映すと

鏡の中に于吉の姿が見え、

再三のごとくに振り返っても

そこには何者も見えなかった。


それにより孫策は

鏡を殴りつけて絶叫し、

創がすべて裂けて

須臾しゅゆにして死んでしまった。



(註釈)

于吉の祟りじゃ〜〜。


オカルトなんて信じない孫策が

オカルトに潰されるのが不気味。


「うわっ!やめろ!

来るんじゃねぇーー!!」とか

一人で言ってそうで、

傍目から見たら明らかに異常です。



あと鏡で自分の顔確認したときの台詞、

孫策意外とナルシシシシストだったのかな……

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