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註十、狼子は養えず
註10.
蜀記曰:權遣將軍擊羽,獲羽及子平。權欲活羽以敵劉、曹,左右曰:「狼子不可養,後必為害。曹公不即除之,自取大患,乃議徙都。今豈可生!」乃斬之。
(訳)
蜀記にいう。
孫権が将を派遣し関羽を撃たせ
関羽と子の関平を捕えた。
孫権は、関羽を生かして
劉備と曹操に対抗させたいと思ったが
左右(側近)の者が述べて
「狼の子を養うことはできません、
後に必ずや害を為しましょう。
曹公はすぐに関羽を除かなかったため
自ら大患を招き、
遷都を議することになったのです。
今どうして生かすことができましょう」
かくて孫権は関羽(と関平)を斬った。
(註釈)
裴註が辛辣にこの記事に突っ込んでます。
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