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淡々三国志  作者: ンバ
呉書第一、孫討逆(孫策)伝
201/603

八、厳白虎は後回し!

劉繇りゅうようを破った孫策ですが……


呉郡の厳白虎げんはくこ会稽かいけい王朗おうろう

丹陽たんよう祖郎そろう涇県けいけん太史慈たいしじ

江夏こうか黄祖こうそ烏程うてい鄒他すうた錢銅せんどう

嘉興かこう王晟おうせい豫章よしょう華歆かきん


まだまだ当面の敵がいっぱいいます。


8.

吳人嚴白虎等衆各萬餘人,處處屯聚。吳景等欲先擊破虎等,乃至會稽。策曰:「虎等羣盜,非有大志,此成禽耳。」遂引兵渡浙江,據會稽,屠東冶,乃攻破虎等。


(訳)

呉の人の厳白虎げんはくこ

各々一万余人が諸々に屯集していた。


呉景ごけいらは、先に厳白虎らを

撃ち破ってから会稽かいけいへ向かおうとした。


孫策が言った。


「厳白虎らは群盗に過ぎず、

大志を有している訳でもなく、

奴は(いずれ)虜となるだけです」


かくて兵を引いて浙江せっこうを渡り、

会稽を拠点に東冶とうやほふり、

そうして厳白虎らを攻め破った。



(注釈)

厳白虎げんはくこきたーーーーーー!!!!!!



いかめしい白虎びゃっこ、という字面の

仰々しさもさることながら、

演義では「東呉とうご徳王とくおう」などという

超かっこいい異名まで持っています。



「東呉の徳王 厳白虎」

の響きのかっこよさに関してはもう

三国志随一だと思います。



しかしその割には

大して強くない愛されキャラです。



本来は「厳虎げんこ」という名前らしいです。



劉繇を破ったあと、

孫策はまず会稽かいけい太守の王朗を降し、

そのあとで呉に屯集する

厳白虎らを各個撃破?しました。



太史慈たいしじは、劉繇が敗走したのち

勝手に丹陽太守を名乗り

不服従民を集めて

孫策に対抗しようとしますが、

196〜197年の間?に孫策に敗れており

最終的に孫策に帰順しています。

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