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淡々三国志  作者: ンバ
蜀書第六、関羽伝
20/603

註九、公明は公明正大

註9.

蜀記曰:羽與晃宿相愛,遙共語,但說平生,不及軍事。須臾,晃下馬宣令:「得關雲長頭,賞金千斤。」羽驚怖,謂晃曰:「大兄,是何言邪!」晃曰:「此國之事耳。」



(訳)

蜀記にいう。

関羽と徐晃はかねてより

お互い敬愛し合っており、

離れた場所から共に語り合って

ただ平生の事だけを話し

軍事の話には及ばなかった。


須臾しゅゆにして徐晃は下馬し

軍に命令を下した。

「関雲長の首級を挙げた者には

賞金千斤を授けようぞ」


関羽は驚き恐れ、徐晃に述べた。

「大兄!何の話をしているのだ!!」


徐晃が言った。

「これはただ、国家の話である」


(註釈)

張遼が関羽との個人的な好誼より

お上の事を優先した記事と似ています。


徐晃は少なくとも公私混同するような

甘い相手じゃないんですね。


関羽にしてみたら、このまま

世話話を続けていたら、徐晃が

軍を引いてくれるかもしれないという

淡い期待があったかもしれません。


彼の性格がもし、

馬謖ばしょくを逃した向朗しょうろうのようなタイプだったら

関羽のことを見逃してくれるんでしょうか。


そういう人に曹操はそもそも

軍権を預けたりしないかな。



それと関羽が「大兄」と呼んでいるので

徐晃の方が年長であることがわかります。

同じ河東の出身で、気が合ったのでしょう。


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