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淡々三国志  作者: ンバ
呉書第一、孫破虜(孫堅)伝
172/603

十一、陵墓を修復

11.

卓憚堅猛壯,乃遣將軍李傕等來求和親,令堅列疏子弟任刺史、郡守者,許表用之。堅曰:「卓逆天無道,蕩覆王室,今不夷汝三族,縣示四海,則吾死不瞑目,豈將與乃和親邪?」復進軍大谷,拒雒九十里。卓尋徙都西入關,焚燒雒邑。堅乃前入至雒,脩諸陵,平塞卓所發掘。訖,引軍還,住魯陽。



(訳)

董卓は孫堅の勇壮さを憚り、

そこで将軍の李傕を派遣して和睦を求め

孫堅の子弟のうちで

州刺史・郡太守に任じたい者を

列挙し疏状そじょうすれば、上表して

彼らを任官させてやろうと持ち掛けた。


孫堅は言った。


「董卓は天に叛いて無道を働き、

王室を転覆させた。


今、汝の三族を打ち滅ぼして

四海に示さねば、すなわち

私は死しても目を瞑れぬ!!


どうして和睦なぞに応じようか!!」


孫堅はさらに大谷まで進軍した。

洛陽から九十里(37〜39km)の距離である。


董卓はそれから間も無く都を遷し

西方の関中へと入り、

洛陽の都を焼き払った。


孫堅はそこで軍を進めて洛陽へと至り

諸陵墓を修復し、

董卓が発掘したところを埋め戻した。


それが終わると、

軍を引き返して魯陽へと向かった。



(註釈)

魔王

「わしと手を組めば世界の半分をやろう!」


勇者

「ことわる!!!!」


みたいなやり取りですね。


姑息な奸計は火に油か。

なるほど、確かに激情家だ(四乃森蒼紫



孫堅が懐柔策に応じなかったため

追い詰められた董卓は

洛陽を焼き払う焦土作戦に出て

ホームの涼州により近い

旧都の長安へと逃げて行きました。



誰も為し得なかった董卓討伐に

殆ど王手をかけた孫堅は

やっぱりとんでもないぜ!


そして、ここでも孫堅は

皇帝の陵墓を修復するなど

立派な忠節を見せました。


漫画・蒼天航路では

一時的に孫堅軍に所属していた

夏侯惇のアイデアとされています。


この時孫堅が拾ったとされる伝国璽が

のちに一波乱呼ぶとか呼ばないとか。

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