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淡々三国志  作者: ンバ
呉書第一、孫破虜(孫堅)伝
170/603

十、ご飯ちょうだい!!

10.

陽人去魯陽百餘里,堅夜馳見術,畫地計校,曰:「所以出身不顧,上為國家討賊,下慰將軍家門之私讎。堅與卓非有骨肉之怨也,而將軍受譖潤之言,還相嫌疑!」術踧踖,即調發軍糧。堅還屯。


(訳)

陽人から魯陽は百余里離れていたが

孫堅は馳せて袁術に見え、

地面に計策を図画して言った。



わたしが身をなげうって顧みないのは

上は国家のために賊(董卓)を討ち、

下は将軍の家門の私的な報讐の為です。


堅と董卓の間に骨肉の恨みはありません。

にも関わらず、将軍は譖潤しんじゅんを受けて

却って堅を嫌疑なさるのですか!!」


袁術は踧踖しゅくせきし、即座に軍糧を調発した。

孫堅は駐屯地に引き返した。



(註釈)

譖潤しんじゅん=じわじわ影響のあるそしり

踧踖しゅくせき=慎ましい、素早い様


だそうな。

もうちょっと易しい言葉でたのむ……



私は、個人的に董卓が憎いわけでなく

大義は国家のため、

小義は袁家の復讐のために

賊を討伐しようとしている。


なのに讒言を受けて

私を疑うのですか!!!!


と、アツい気持ちを袁術に伝えて

蟠りを払拭(?)した孫堅でした。


なんで邪魔すんの!!

あんたのために戦ってるんでしょうが!!

って、そりゃ怒りたくもなるわね。


本文だけ見ると、孫堅はやっぱり

二心のなさそうな漢の忠臣ですね。

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