表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
淡々三国志  作者: ンバ
呉書第一、孫破虜(孫堅)伝
169/603

註十四、獅子身中の虫

註14.

江表傳曰:或謂術曰:「堅若得洛,不可復制,此為除狼而得虎也」,故術疑之。


(訳)

江表伝にいう、


或る者が袁術に謂った。


「孫堅が若し洛陽を得たなら、

二度と制御できますまい。


これでは狼(董卓)を除いて

虎(孫堅)を得るようなものです」


故に袁術は孫堅を懐疑した。



(註釈)


演義の該当部分を読んでみました。


(文)

「孫堅引兵回至梁東屯住,使人於袁紹處報捷,就於袁術處催糧。或說術曰:『孫堅乃江東猛虎;若打破洛陽,殺了董卓,正是除狼而得虎也。今不與糧,彼軍必散。』術聽之,不發糧草


(訳)

孫堅は兵を引いて

梁県の東へ至りそこへ駐留した。

人を遣わして袁紹の拠点に捷報させ

袁術の拠点に軍糧を催促させた。


或る者が袁術に説いて言った。


「孫堅は乃ち、江東の猛虎です。

若し彼が洛陽を打ち破り

董卓を殺し終えたならば

まさにこの事態は、狼を除いて

虎を得るようなものです。


今兵糧を送らなければ、

彼の軍は必ずや散りましょう」


袁術はこれを聞いて

糧秣を送らなかった。



演義だと「江東の猛虎」と

かっこいい渾名がついてます。



袁術のみみっちいところを

強調するようなエピソードですが

孫堅の本心やいかに?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ