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淡々三国志  作者: ンバ
魏書第七、呂布伝
115/603

註十三、韓暹、楊奉、誘引計

註13.

九州春秋載布與暹、奉書曰:「二將軍拔大駕來東,有元功於國,當書勳竹帛,萬世不朽。今袁術造逆,當共誅討,奈何與賊臣還共伐布?布有殺董卓之功,與二將軍俱為功臣,可因今共擊破術,建功於天下,此時不可失也。」暹、奉得書,即迴計從布。布進軍,去勳等營百步,暹、奉兵同時並發,斬十將首,殺傷墮水死者不可勝數。


(訳)

九州春秋に載録されている

呂布が韓暹、楊奉に宛てた書状にいう、


「二将軍は大駕を拔して東へ来らせ

国家に於ける大功が有り

竹帛にいさおしを書き残され

萬世を経て不朽の物とするに当たります。


今袁術が造反して、共同して誅するべきが

どうして賊に与してその臣となり

還りて共に私を伐とうとなさるのですか?


私には董卓を殺した功績があり、

二将軍と同様に朝廷の功臣であります。


今こそ力を合わせて袁術を撃ち破り

天下に功を建てるべきです。

この機を逃してはなりません」


韓暹、楊奉は呂布の書状を得て

すぐに計画を変更して呂布に従った。


呂布は進軍して

張勲らの陣営から百歩の所まで至ると

韓暹、楊奉の兵は同時に進発し

十人の将の首を切った。


殺傷され、水没して死んだ者は

数えきれなかった。



(註釈)

呂布が自分を売り込む時、大抵は

董卓を討った事を宣伝文句に使いますよね。



「袁術を倒したら軍需品全部あげる♪」

という口約束らしきものは

ここに載っていないので

あの部分だけ范曄の創作でしょうか。


ちなみに後漢書では、

橋蕤きょうずいは呂布に捕まった筈なのに

そのあとしれっと

袁術のもとに帰ってきています。


そのことに対して

一行も触れていないので、

話の整合性以前に、 范曄は

橋蕤に1ミリも興味ないんだろうなー

とか思ってしまいます。


ワシも興味ないです(ないんかい

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