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淡々三国志  作者: ンバ
魏書第七、呂布伝
112/603

十二、お願い陳登

三国志11.

登見太祖,因陳布勇而無計,輕於去就,宜早圖之。太祖曰:「布,狼子野心,誠難乆養,非卿莫能究其情也。」即增珪秩中二千石,拜登廣陵太守。臨別,太祖執登手曰:「東方之事便以相付。」令登陰合部衆以為內應。


(訳)

陳登は太祖に見え、

呂布は武勇あれど計略なく

去就を軽んじているため、

早急に彼(の討伐を)を図るべきだと述べた。


太祖は言った。


「呂布は野心を持った狼子で、

真に久しく養う事は困難であるな。

君を置いてこの事態を

収束させられる者はいない」


すぐに陳珪の扶持を中二千石に増やし、

陳登を拝して広陵太守に任じた。


別れるに臨んで

太祖は陳登を手を取って述べた。


「東方の事は君に託したぞ」


陳登に命じて、

密かに部衆を糾合して内応させた。




後漢書12.

登見曹操,因陳布勇而無謀,輕於去就,宜早圖之。操曰:「布狼子野心,誠難久養,非卿莫究其情偽。」即增珪秩中二千石,拜登廣陵太守。臨別,操執登手曰:「東方之事,便以相付。」令陰合部眾,以為內應。



(訳)

陳登は太祖に見え、

呂布は武勇あれど謀なく

去就を軽んじているため、

早急に彼(の討伐を)を図るべきだと述べた。


太祖は言った。


「呂布は野心を持った狼子で、

真に久しく養う事は困難であるな。

君を置いてこの情偽を

収束させられる者はいない」


すぐに陳珪の扶持を中二千石に増やし、

陳登を拝して広陵太守に任じた。


別れるに臨んで

太祖は陳登を手を取って述べた。


「東方の事は君に託したぞ」


(陳登に)命じて、

密かに部衆を糾合して内応させた。


(註釈)

両著に全く違いなし!!


呂布は野心家かなぁ。

目の前のことにいっぱいいっぱいなのかも。


広陵太守だった張超は

曹操が滅ぼしちゃったので

改めて後釜に陳登を据えました。


官職配って懐柔するのは

帝を擁する曹操の特権と化してます。

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