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本当にあった不思議な話

お盆

先日、母方の叔母から電話があり「本家の電話がつながらないんだけど、どうなってるか知ってる?」と、聞かれました。

ちょっとゴタゴタしているらしく、本家の伯父が亡くなった後空家になっているらしいことを伝えると、

「この前夢にKさん(本家の伯母15年前に他界)が出て来て『家が見当たらないの、どうなっているのかしら』って話すのよ。気になっちゃって」

と、言われたものの、私も伯父が亡くなってからかれこれ4年も無沙汰にしているのでそれ以上の詳しいことは知らないと答えるしかありませんでした。

たまたまお盆の帰省中兄に会ったのでこのことを話すと、「そう言えばちょっと前に本家の前を車で通った時、何か景色が変わってた」と言い出したのです。

「何?それ」と聞き返すと、「車で通り過ぎただけだから」と念押ししながらも「家が無くなってたみたいだった」 

!!!!!

衝撃の告白。何で黙ってるかなぁ。

「いつのこと?」

「何ヶ月か前」

それ、分かってたら叔母さんに教えてあげられたのに~。

て、待てよ。叔母さんから電話があったの7月の半ばじゃなかった?

『家が見当たらないの…』て、それじゃ、K伯母さん家に帰れなかったの?(東京のお盆は7月です)

お盆は霊が家に帰ると言われていますが、帰れずじまいになってしまったのでしょうか。

あれれ?祖父、祖母、伯父はどうしたの? 一緒じゃないの?

その後、私がしたことと言えば【お墓参り】です。

今更って気もしますが。…この先どうなるのかなぁ。

2009/08/17


後日談

土曜日に40分くらいかけて、本家のあった場所までのこのこ歩いて行って来ました。位牌は長男が引き取ったらしいのですが、思い出の品々一切合切は処分してしまった様子。何より本当に景色が変わっていたことがショックでした。見慣れた家々が取り壊され、新築3階建て2世帯住宅風の家々に取って変わられていました。

唯一見覚えがあったのは、通りを挟んで反対側のブロック塀のみ。どおりで見当たらないわけだ。

関東大震災にも耐え(←実際のところ耐えたかどうかはわかりませんが)東京大空襲にも焼け残り(その後昭和40年代に建て替えたらしいですが)長い間その場所に住み着いていた親族が、その地から離れてしまったのだなぁ。しみじみ。


超後日談

11日に母の25回忌の法要を行った際、本家の兄弟が欠席したこともあり、「あの時、叔母さんから電話が無かったら家が無くなったって発覚してなかったかもね」と話を振ると「何のこと?」と言うので、「何年か前に本家の伯母さんが夢に出てきたって電話くれたでしょ」と説明した私に、「そんな話は知らないよ。本家が無くなってるって突然電話貰って驚いたんだから」と言うのです。叔母さんが忘れているだけだと思うんだけれど、本当に電話をしていないのなら、あの時の電話は一体誰から…?

2011/06/13

関心空間に投稿したものを含みます。

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