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疑念


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女というのは怖い。愛や恋のためなら悪気無く、何でもやってのける。そうゆう生き物なのかもしれない。


特に、芦原さんは…………小崎以外が目に入ってない。


これは…………逆に、芦原さんの復讐なのか?


小崎にとって…………もうここは地獄だ。嫌がらせをされる小崎を見て俺は、大した事は何もできなかった。できる事と言ったら、体育着を貸したり教科書を貸したりするぐらいで……。


あれから、小崎を見る周りの目があきらかに変わった。もちろん、茂木先生は責任を負わされて、学校に来なくなった。


「あ、ちーちゃんおはよ~!」

「おはよ。あのさ、ミホ…………太田と付き合ってるって噂、マジなの?」

「え…………?うん、マジだよ?」

ええっ!やっぱりマジなんだ……。


芦原さんは、小崎にフラれてから、よりによって、B組の支配者とも言える、太田と付き合い始めた。


「ミホ、知ってる?あいつ、小崎の事いじめてるんだよ?」

「え?…………でも、本人は別にいじめてないって。大々的にいじってるだけだって。」

おいおい、どっちの話信じるんだよ?…………そりゃ彼氏か。付き合ってるんだもんな。


それでも、あの写真は芦原さんが貼ったんじゃないかという疑念は消えなかった。そして、太田と付き合って、太田に何を吹き込んで小崎が嫌がらせを受けているのか。その姿を見て見ぬふりをする芦原さんを考えただけで…………ゾッとした。


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