砂時計
砂時計を手に、僕は夜景を見下ろす
ネオン街の明かりはまだ点っている
人はいつから、夜の大切さを忘れて
生活してきたのだろう
夜の星が悲しんでる
「僕の姿を見てよ」って
星はずっと僕らを見てくれてるのに
もし昔に戻れるのなら
僕は昔に戻りたい
昔の空はきっと綺麗だったんだろうな、って
温暖化とか
酸性雨とか
そんなことまったく気にしないで
空は悲しむことはなかったのだろうか
人ももっと幸せだっただろうか
僕は手に持っている砂時計を見つめた
お前みたいに、元に戻れたら・・・
砂時計は悲しそうに笑っていた
「僕をまき戻すのは、いつも君たちだ」