村上春樹は、そもそもノーベル文学賞の候補にノミネートされているのか?
最早、風物詩ともなっている、春樹散る。
今年のノーベル文学賞受賞者は、ハンガリーの作家、クラスナホルカイ・ラースローに決定。
ハンガリーといえば、欧州で唯一、アジア圏のように姓を先に名乗り、名を後に置く国。なので、クラスナホルカイが名字ということになる(何の豆知識だ)。
ラースローは、71歳。
春樹は、76歳。
ノーベル文学賞は「作家が生きている間にのみ」受賞できる賞である。死んでから贈られることはない。
川端康成の次に「最も受賞に近かった日本人作家(=選定委員談)」安部公房は、1993年に死に、その翌年、大江健三郎が川端以来の日本人受賞者となった。これは「棚ぼたの繰り上げ当選」であったと、個人的には考えている。
さて、村上春樹である。
毎年、ブックメーカーなどで「受賞最右翼」の位置に置かれてきた作家だが、はたして今もそうなのだろうか?
ノーベル文学賞へのノミネートは、原則的に非公表。なので、実際には村上が「ノミネートすらされていない」可能性だってあるのである。
2016年、ミュージシャンのボブ・ディランが「文学賞」を受賞した時点で、私は「村上の受賞は一生ない」と見切りをつけた。
一生ありえない作家に対し、毎年「今年も受賞を逃す」と記事にするニュースメディアは、半ば「いじめ」を行っているようにも見えてくる。
そもそも、誰が「村上がノーベル文学賞の最有力候補」なんて与太話を始めたのか(カフカ賞の毒か)?
言っているやつらに限って、「過去の受賞作家たちの作品」をいっさい読んでいないんだろうな、というのが、個人的な感想か。
ハルキストたちは、マルケスやカネッティ、安部公房などに、村上は比肩する作家だと、本気で考えているのだろうか?




