シーン4.魔王御一行のおなーりー!-後日談-
「おお、ハルよ。ご苦労」
「ハル・・・・・ありがと・・・・・」
いつの間にか人の家の壁に寄りかかりチョコを持ってる魔王と
毎度のごとく床に座りながら移動する姉にお菓子を恵む俺
なんとも優しい・・・・!
「ハルさぁぁん・・・・・」
「ハル君ハル君。これはどういう事かな?」
対する二人は机を挟んで綺麗に二人並んで座って俺を睨み付ける
マイシスターことフユとテルだ
「注文どおり甘いものだろ?」
そう、前回で話したとおりアキ姉にはお菓子を、ジークにはチョコを
そして二人には言われたとおり甘いものを・・・・
「かぼちゃの煮物に豆の煮物。さらには砂糖多目の厚焼き玉子。ご注文は甘いものだよね?」
「そういうことじゃ無いんだよハル君!」
「ちがっ・・・そういうベクトルじゃなくて・・・・もっとこう・・・・お菓子を、おやつを食べたかったんです!」
必死に弁明する二人
でも甘いのって言ったのは二人だしー・・・・ね?
「はいはい。それじゃいただきます」
「むぅ・・・・いただきます・・・・・」
「いただきます・・・・!」
そういってお辞儀してご飯と一緒におかずをつつく
「うめーっ!!」
「流石ですハルさん~」
なんだかんだで満足そうに叫んだ。
ほい、俺の勝ちっと
力強く言われてもここはテルの家じゃないし普通にご飯食われても色々と食費的なとこで問題が出るんだけどなぁ・・・
なんて俺の考えもお構い無しに
「ハル君おかわり!」
「あ、私もおかわりお願いできますかー?」
・・・・・・・食費・・・
ふと思ったんだけど、魔王様御一行が全然紹介できて無い気がする