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非モテ女子シリーズ

恋愛描写が書けない理由~非モテ女子、暴走の末路~

作者: まきお

 私が小説を執筆する上で最も苦手というか、書けないのが「恋愛描写」だ。


 めげずに幾度もチャレンジを試みた。しかしこればかりはどーにもならない。


「才能なし」と言ってしまえばそれまでだが、小説においての恋愛需要が高まっている昨今、何としても克服したい思いから、過去の作品を見直してみた。


 最悪だった……見なきゃよかった。


 異世界恋愛より『この想いを胸に抱いたまま、海の底へ沈みたい』 

 一生沈んだまま、二度と再浮上しないで欲しい。


 現代恋愛より『眠りたいのに、あの人の声が耳から離れない!』

 どっかで聞いたよーな台詞。いや、歌詞か?


 SF恋愛コメディ? (もはや読み返す気すら起きない)より『お願い、○○エモン!』

 まさかのロボット頼み……。


 吐き気がする台詞と描写のオンパレードだった小説達を、私は迷わずシュレッダーに吸い込ませた。



 向いていないにも程がある……しかし、どうして書けないのだろう?


 答えは、考える必要もない。

 私の「超肉食系恋愛主義」が全ての要因だ――。



 私は好きになった異性に対し、全身全霊で気持ちを押し込むタイプだ。

「灼熱の思い」をウザさ満点でアピールする為、フラれる確率は一般女性よりかなり高かったと思う。


 でもそれは、決して無駄ではなかった。

 

 殿方に何度フラれようとも何度裏切られようとも立ち上がり、最後はある男性に詰め寄った結果(プロポーズ? 何ソレ?)、奇跡的に結婚までこじつけたのだ。


 被害者(現・旦那)との出会いは、異性間交流会(合コン)なのだが「かなり強引で、初めて遭遇する生物(女)だった」と、後に彼は証言している。


 まだ交際まで至っていない1回目のデートから、彼の休日やスケジュールを把握しようとしたり、毎日のメールや電話は当たり前……今思い返すと自分自身に恐怖さえ感じるしつこさだ。


 このような努力? の甲斐もあり、どうにかお付き合いに成功!

 

 しかし問題はここからだった――。



『しばらくは好きになれなかった』


 そんな彼の内心を知らない当時の私。複数の下着を新調し、友人や家族にまで「今日は帰らないから!」とマウントをとって、意気揚々とデートへ出かける。


 そして毎度キッチリ深夜0時――私は自宅へ送還された。

 シンデレラかよ……つか、返すな! 王子っ!


 交際数ヵ月……つまらん逢瀬が続き、我慢しきれなかったであろう私が発した誘い文句は「とりあえず一発」だったらしい。


 この発言に彼はドン引きしたと言うが、私は一切覚えてはいない。きっと彼の覚え違いなのだと今も信じている。



 とにかくこんな女が、恋愛の駆け引きとやらを想像できるわけもなく、未だ「通常恋愛」を理解していないのが現状だ。


 本当に誰か教えて欲しい……。


 諦めて最近はSF戦隊モノだの現代社会を皮肉った恋愛もどきのファンタジーモノだのを書いているが、いつの日かこんな私にも、まともな恋愛モノを書ける日が来るのだろうか?


 多分ない気がする……。

今回も読んで頂きありがとうございます。

不定期ですが、これからもエッセイは書いていこうかと思います。

私は生い立ちが特殊なので(毒親、虐待、異母兄弟、不倫、借金等々)恋愛以外にも実話ネタは豊富にありますが、内容があまり重たくならないよう、工夫をして書きたいと思います。もちろん、恋愛を含めた日常ネタも投稿します!


読者様のアドバイスのおかげで、22年10月より人生初の恋愛小説の投稿を始めました。

タイトルは『肉食令嬢は奇をもたらす』です。

https://ncode.syosetu.com/n5247hw/

良かったら、暇潰しにでも読んでみてください!



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― 新着の感想 ―
[良い点] 結婚が人生のすべてとは思いませんが、結婚をおそらく望み見事できたのだから、勝ちましたね。 結婚できないといいつつ、何もしない方からしたら確実にモテ女ですw
[良い点] 面白かったです。 そして驚きました。 何よりご本人が恋愛小説に向いてないと思われているところがびっくりです。 恋愛漫画を思い出せば、内気で悶々と男性からの告白を待っている主人公ばかりではあ…
[一言] 実の所最近の男性向けラブコメって、ハーレムレが無い場合、積極的にグイグイ押す女の子と受け身な男の子のパターンが多いと思うんですよね。 これはなろうの現実恋愛でも同じかなと。 からかい上手…
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