[1] チートスキル『ステータスカスタム』を隠して忘れていた件
一週間前、俺は『ステータスカスタム』などというヤバすぎる能力を手に入れていた。だが、直ぐに習得はせず……ギルドとの諸事情あり、隠していた。
……のだが、忘れてしまっていた!!
「――スローン、悪いんだが……ギルドから出て行ってくれないか?」
「マヂかよ!!!!!」
ギルドマスターから『追放』のお達し。確かに俺は錬金術師で、レベルも高くなくて、あんまり活躍していなかったしなあ。クビも時間の問題ではあった。でも、約束では最後まで面倒を見てくれると言う話しだった。
だから加入したのに。
「はっきり言う。お前よりマシな錬金術師はもっといる」
「まてまて、約束と違うじゃないか!」
「約束は破る為にあるんだよ。さあ、出ていけ」
「うるせぇ、ぶち●すぞ」
「口悪いな、お前!! そーゆーとこだぞ」
「……そーゆーとこか。まあいいや。じゃあな、世話になった! アレックス!」
「俺はハワードだ、ボケ!! ギルマスの名前くらいちゃんと覚えておけ!!」
「元ギルマスだろ!!」
「うるせええええええ!!」
――こうして、俺はギルドを追い出された。
草原フィールドをさまよう俺。
この近くには故郷でもある『帝国・ヘルクレス』がある。帰るしかないか……。いや、まてよ!!
「そうだ……俺、一週間前に新しいスキルを手に入れたんだっけ!! すっかり忘れていた!」
すっかり忘却の彼方だった記憶が舞い降りてきた。忘れていた事って、こんな何気ない時に思い出すんだよな。
よし、さっそく『ステータスカスタム』を習得する。
「ぽちっとな!!」
ピカァァァァァ……と光ると、俺はスキルを覚えてしまった。おそらく、最強であろうスキルを。この『ステータスカスタム』は、自分だけでなく他人のステータスをもカスタムできるという。
どんな感じか、まずは通常のステータスを確認。
【通常のステータス】
[レベル]10
[職業]アルケミスト
[ギルド]未加入
[HP]100
[MP] 20
[ATK]10
[DEF]5
[STR]1
[AGI]5
[DEX]10
[INT]5
[VIT]1
[LUK]1
だが、カスタムが習得された事により――
【カスタム画面】
[Lv.]10
[Job]アルケミスト
[HP]100
[MP] 20
[ATK]10
[DEF]5
[STR]1
[AGI]5
[DEX]10
[INT]5
[VIT]1
[LUK]1
【カスタム専用項目】
[クリティカル][回避率][完全回避][詠唱速度][固定詠唱速度][ディレイ][クールタイム][命中率][必中率][特殊幸運値][状態異常耐性][物理耐性][魔法耐性][属性耐性][種族耐性][サイズ耐性][即死耐性][自然HP回復速度][自然MP回復速度][経験値倍率][ドロップ倍率][ギルド経験値倍率][テイムモンスター信頼度][製造系スキル成功率].....
などなど、凄まじい数があった。
これを好き放題、自分好みのステータスにできる!?
「……はは、あははははは……!! やっべ、俺最強じゃん!! なんで隠して忘れていたのやらな! まあいいや、さっそく自身のステータスをカスタムしまくって、最強にしたろ!!」
この力でバケモノみたいになって、クソギルド共をギャフンと言わせてやる!!
続きが読みたいと感じたらでいいのでブックマーク・評価をお願いします。




