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【ボツ作】 ブラック・スミス 〜生産職は弱いと誰が言った?〜  作者: 馬野郎
零章 「我らが長は未だ目覚めぬ。されど……」
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第5話 夜道に耽ける

前の話を調子乗って長くするんじゃ無かった……

読みずらかったらごめんなさい。以後気をつけていきます。

あぁでも長いの途中で切りたくないジレンマ。

俺は落ちると、御手洗に行った。



フルダイブVRの難点は生理関係だ。


脱水症状で倒れるゲーマーやプレイ中にズボンが濡れてたとか、やり過ぎて腰痛とか肩凝りになる人も思ったより多いい。


なんてったって

フルダイブの仕組みは夢と似ていて

プレイ中の体は寝ている事になる。

だから気が付こうにも付けないのだ。


おまけに寝返りも打てない。



それを防ぐためVRの本体側に警告や生体認証で承諾を取ったりと面倒な手続きを踏んでいる。



今回の場合は

だいたいこの時間になれば危ないだろうなと考えてプレイしたが、普通は済ませてからプレイする。


めんどくさかったからだ。




済ませると俺は深夜の街を散歩することにした。

散歩をしながら考え事をすると纏まりやすくなるからだ。



今回考えるのはプライムをどうやって攻略するか。


まず第一に俺は正真正銘の神器を作りたい。

これはおいおい考えるとして、問題は次だ。



第2に、このゲームではどうやって武器を作るのかが知りたい。


これはやってみないとわからないに尽きるが、肝はそこじゃない。


()()()()()()のか()()()()()()()()()()()()のかで大きく変わる。


前者の場合、俺のモチベーションは地に落ち

後者の場合、俺のモチベーションは最高潮に至る。


これだけの差だ。

ゲームなのだからもっと楽しくプレイしたい。


スキルに頼るようなゲームじゃない事を願おう。



まぁ話が進まないので

ひとまず後者だと仮定して、問題は何処まで

現実に近いか、だ。


刀を打つ時は炭素量と温度が(かなめ)

それを何処まで再現しているかが気になる。



そういえばモグラ野郎と戦った時

物理演算の感じが少し緩い気がした。


まぁモンスターの動きが地球の物理を少々覆しているから仕方ないことだが。



再ログインしたら色々検証しよう。

とりあえず刀を2振り打ってみたいな。

やっぱり最初は打刀だよな〜





最後に考えなきゃいけないのは

息子たちの兄弟喧嘩だな。


和解に持っていくが、落とし所を見極めないと

禍根が残りかねない。


話を聞く限り

ナッツ野郎もハナヤマも俺を思って喧嘩したらしい。どちらの言い分も分かるが、気持ち的にはハナヤマ寄りだ。


人一倍上下関係を大事にしてたし、人の立場も尊重してた。この思いも汲んでやらないとな。


問題は火種のナッツ野郎だな。

俺の懐刀と認められた者だけが天野組若頭に任命されているのに、勝手に名乗ったのだ。

ハナヤマがキレるのも当たり前だ。


本当だったら〈伊邪那岐(イザナギ)〉って言う小3からのゲーム友達が若頭だ。




うん?待てよ?

なんでナッツ野郎とハナヤマが俺の居ないゲームで、天野組を作ったんだ?それも同時期に。



話を持ってきたレオンはナッツ野郎のクランに居る事はほぼ確実だ。

そしてレオンとハナヤマとは面識が無いはず。だが、それはあの時の会話をそのまま聞いた場合だ。



なんか関わり持ってる臭い。



それに酒呑童子が玉鋼を他国に卸すように指示していた時、なんか言ってたよな?



あぁ、8つの王国に卸すようにとか言ってた。




王都が2つ滅んでんなら6つの王国になる筈。

あーでも王国が必ずしも人間陣営って訳じゃ無いか。

魔王とか言うから一応王国の筋は通るし。




これは詳しく聞くしかない。レオンと酒呑童子に。



俺は〈歩きスマホ滅ぶべし〉陣営なので、公園のベンチに座ってレオンにメールを送った


まだ深夜なので返信は8時とか9時だろう。




いい距離歩いたので帰路に着くことにした。


が、公園で猫に遭遇した為しばらく猫を見ていた。




(カ、ワ、イ、イ、!)




動物全般好きだが、猫が1番長く一緒に居たので猫に軍配が上がる。



【ちなみに天野の彼女さんは性格猫そっくりです。

ちょっかいかけ過ぎると拗ねて、無視すると近寄ってくる。


結婚したら恐妻家になる模様。母猫はまじで強い】




触りたい衝動に駆られたが

お互いに良くないのでそのまま帰った。











「ただいまー」




何故か聞く人が居ないのに言ってしまう。

癖とは恐ろしい。直す必要は無いが




俺は部屋着を抱えて風呂場に行った。



〜6分後〜



風呂に入らずシャワーで髪と顔と体を洗っただけなので直ぐに出られた。


それにあまり長風呂は好きじゃない。




ドライヤーで髪をちゃっちゃと乾かして、2度目の仮眠を取った。

今度は床で大の字の格好をして寝る事に。



(あっやべ、湯沸かし機の火落としたっけ?)




と不安になったが、落としてある。

5分前の事だから忘れてないが、不安になる。




(起きたらログインしよ)




そう思いながら瞼を閉じた。

ちなみにリアルとゲームの時間はリンクしてて、今頃、天野の部屋を見張っている鬼達は殴り飛ばされてる最中です。誰にとは言わずもがな。

あぁ可哀想に……


Q:このゲーム、製作国どこ?


A:日本です。基本的にプレイヤーも日本人ですね。

サーバーが日本にあるし、英語対応してないので。

あとサーバーは数十階立てのビルを12個まるまるサーバーにしてる、マジキチサーバーで、これを外国に置くとなると本当に潰れる。


土地とか諸々は最高責任者のパパが「オフィスいらねぇじゃんリモートにしようぜ!」と言い出したのでそれを転用。勿論パパの会社のサーバーを間借りしてるけど、ほぼほぼゲームに使われてる。頭おかしいね!うん!

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