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学院では1組~10組まであり1組~5組にはSランクの職業の人が担任につき6組~10組にはAランクの職業の人が担任になる。
学院での魔力測定は簡易的なもので正確な魔力量がはかれないため年に1回測定があり数値が変わればクラス変えもある。
「おいカイト大丈夫か?さっきから上の空だぞ」
リョウに肩を叩かれ我にかえった。やべまたかさっきからこんな事ばっかだなでも流石に魔力測定で1ランクが出るとは思ってもみなかったな。
「悪い悪いさっきから色々とあってな」
マナミも心配そうな顔で俺の顔を覗いてきた
「ねえカイト本当に大丈夫?入学式といい魔力測定の時といいボーッてしすぎだよ」
とりあえず落ち着いてまずは2人はどうどったのか聞いてみよう
俺からランク1が出たとは言いにくいしな。
「リョウとマナミはランクいくつだった?」
すると2人とも俺に向かってピースをしながら
「俺ら2人ともランク5でまずまずの位置だなんでカイトは?」
やばいマジかこれはますます言いにくくなってきたなでもここで嘘をついても意味ないし言うしかないか、俺は下を見ながら2人に言った。
「悪い俺ランク1だった」
それを聞いてリョウとマナミは申し訳なさそうな顔で俺の方を見てきてごめんと言ってきたまあ俺が聞きたいのはそんなことではないがまあ気を使ってくれたのだろうけど。
「なあカイト悪いとは思うが諦めて生産系の職業につくべきだと思う」
リョウの言っている事はもっともの事だがやっぱり諦めする事は出来ないな。
「リョウ悪いが俺は諦める事は出来ない、ここから俺は這い上がってみせるさ!!」
俺はそう言ってみせたが内心絶望していた、本当これからどうしよでもひたすら勉強して努力するしかないよな。そう言い聞かせて頑張ろう!!そう思いながら俺はリョウとマナミに笑顔で返事した。するとマナミが
「カイトなら出来るよ!!私達も手伝うし応援もする!!」
マナミが俺の手を握りながら真剣な顔でこっちを見ていた。それをみてリョウも肩を叩いてきてやってやろうじゃないかって顔をしていた。
「魔力測定が終わったものから各ランクごとの教室に移ってください」
アナウンスが流れ俺達は別々の教室に向かい歩いて行った俺だけ先について2人が頑張れよっと言ってさっていった。
教室に入るとすでに10人弱の生徒が誰も喋らずうつ向いて座っていたやっぱり皆落ち込んでるのか、それをみてまた俺も落ち込みそうになるでもまずはリョウとマナミに追い付かないと。